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芋煮神の怒りを免れた王の住まう城の地下。
魔女が白雪姫をぺちんぺちんと叩きながらおせちの恨みをはらしてます。
「おせち一段目の恨み!」
ぺちん!
「きゃー!」
「おせち二段目の恨み!」
ぺちん!!
「きゃー!」
「おせち三段目と四段目と五段目の恨み!」
ぺちんぺちんぺちんぺちん!
「きゃー!まとめてだし一発多い!」
「まったく、まともなおせち業者だと思ったのに、まさか芋煮会の回し者だったなんて」
「おせちに限らず、世界は既に芋煮に支配されてるんです。芋煮芋煮芋煮……イモニエッサイム……私が第二の芋煮神に……」
「邪神退散っ!」
ぺちーん!!