温かい手
なかなか続きがうまく書けず、遅くなってしまいました。
今後も定期的に、というのは難しいですが、何とか終わらせたいとは思っているので、温かい目で見守ってやってください。
目が覚めると見知らぬ場所にいた。
ーここはどこだ?…なんかデジャブー
何てことを考えながら、周りをゆっくりと見回した。
どうやら私はベッドに寝かされているようだ。
フカフカとした感触はとても気持ちいい。
しかし、ベッド以外のものは見当たらなく、ほぼ白で統一されたその場所はうすら寒く感じた。
窓はあるが遮光カーテンがひかれており、今がどれくらいの時間なのかもわからない。
一見病室のようにも見えるが、私には牢屋のように思えた。それ程、殺伐とした部屋だった。
突然ノックの音がした。
返事をする間もなく開けられた戸から入ってきたのは、年齢不詳な男の人だった。
髪は後ろで無造作に一つに束ねただけで、無精髭も生えているが、顔立ちはかなり整っている。髪の色は一見暗い灰色だが、光の関係で海の底のような深い蒼とグレーが混ざった色に見える。また、目の色も変わっており、一見深い緑だが時折キラキラと光るそれはエメラルドグリーンのように輝いた。
ー綺麗…ー
私は思わず見惚れていた。
「やっと起きたか。」
声をかけられてハッと正気に戻った。
いきなり現実に引き戻された感覚がした。
ふと、先ほどまで黒い物体に飲み込まれそうになっていたことを思い出した。
身体とは純粋なもので、思い出した途端震えが止まらなくなった。ブルブルと震えだした私を見たその人は、少し戸惑っていたようだが、ゆっくりとした口調でこう言った。
「心配するな。もう大丈夫だ。」
とても落ち着く声で、少し落ち着いた。
落ち着いたと同時に両親のことが心配になってきた。
「お父さんと、お母さんは?」
言外に無事だよね?という意味も込めつつ聞いてみた。
その人は言葉に詰まったようだった。
そして意を決するように首をゆるゆると左右に振った。
私は愕然とした。彼の行動の意味することは、つまり、両親は無事ではないということだ。咄嗟のことで、私は意味がわからなくなりしばらく固まっていた。
「……まない。」
「え?」
聞き取れなかったが、彼が何かを言ったことで、意識が現実に戻された。
「すまない。」
彼は私に頭を下げた。
それの意味することを悟り、思わず、彼に八つ当たりをした。何故だと叫び、彼を詰り、暴言もいっぱい吐いた。それでも彼はただ私の言葉に耳を傾け、口を挟むことはなかった。
いつしか私は彼に八つ当たりをしながら泣きじゃくっていた。その様子にしばらくオロオロとしていたが、やがて、ベッドに座り、私の背中を撫でてくれた。
その手がとても大きくて、暖かくて、私はまた涙が止まらなくなった。
ひとしきり泣いて私が落ち着いたのを見ると彼が説明してくれた。
私の両親のことを…
読んでくださりありがとうございました。
自分の文章力があまりにもないせいで、わかりにくいところが多々あるかと思います。申し訳ありません。
頑張りたいと思います。




