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ドッキドッキの新生活☆

明「まるで新婚生活のようだね…」

萌「鬱陶しいなぁ…てか結婚した覚えないんだけど」

春「萌絵ちゃん、こんな変態に近付いちゃいけないよ?」

萌「そうだね」

明「え…ちょっと!?」

「…で?」

「で?とは??」


萌絵の悲鳴が屋敷中に響いてから10分後位に明はレイに呼ばれていた。


レイは玉座みたいな椅子に足を組んで、明を見下ろしている。

明はと言うと、腕を後ろで縛られた上に顎を足で持ち上げられている。


「誰が萌絵に正体を教えろと言った?」

「え…いや…誰も言ってません」

「じゃあ何故教えた?」

「春斗」

「ん?」

「春斗が変な事ぶ!?」

「言い訳はイケナイねぇ」


レイが笑顔で明の鼻を蹴る。


コンコン

控え目なノック音が聞こえる。


「はい、どうぞ」


ゆっくりと扉が開かれる。


「失礼します…って何してるんです?」


部屋に入って来たのは萌絵だった。


「何って…お仕置きだよ?」

「痛いっての!」


レイは笑顔で明の顎を蹴り上げる。


「あ…あはは」


萌絵は乾いた笑いをする。


「あ…用ってなんですか?」

「あぁ、そうそう。こっちに来て?」


萌絵は恐る恐る近付く。


「!?」


萌絵はレイに腕を引っ張られる。


「あ…あの!?」


気付けば、レイの腕の中にいた。


「さて」

「!?」


シュルリとリボンを外される。


「あの…何してるんです?」

「何って…ボタン外してる」


笑顔で答えるレイ。


「やめて下さい!」


抵抗するが、結局付いているボタン全て外された。


「ふむ…かなり付けられているな」


レイは露になった萌絵の素肌を見て黙り込む。


「明」

「はい…グフ」


レイは明を呼ぶと腹を蹴る。


「主…みぞおち」

「萌絵、後でメイドに部屋を用意させるからそこで寝なさい」

「あ…はい」

「寝る時はちゃんと鍵を掛けとくんだよ」

「はい」


ボタンとリボンを直すと部屋から出す。










「ふう…。そろそろ寝ようかな?明日も学校あるし」


ベッドに入ろうとするが、レイに言われた事を思い出す。


「あ…鍵」


鍵はドアノブとチェーンの二つ付いている。


「よし…と」


萌絵は電気を消してベッドに入る。







「ん…」


微かに外から鳥の鳴き声が聞こえる。

カーテンの隙間から光が漏れている。


「もう…朝か」


萌絵はゆっくりと寝返りする。


「!?」


目の前には春斗が寝ていた。


「っ!!?」


ビックリしすぎて思い切り飛び起きる。


「にゃあ!?」


寝ぼけている春斗に抱きつかれてベッドから落ちる。


「いたたた…」

「ん?あ、おはよう萌絵ちゃん」

「…おはよう」


春斗は笑顔で見下ろしている。


「姫、大丈夫ですか!?」


バン!と勢い良く開かれる。


「あ…涼介」


涼介の顔がみるみる鬼のようになって行く。


「春斗…」

「ちが!?誤解だっていだだだ」


涼介に笑顔で頬を引っ張られる春斗。


「どうやって部屋に入ったの?」

「どうって…念力☆」


バキ

不吉な音が聞こえた。


「さあ姫、朝食の準備が出来てますし、行きましょうか」

「は…はい」


床に突っ伏している春斗を置いて去る。








「萌絵!」

「う…」


朝から誰かに抱きつかれる。


「麗奈…普通に挨拶出来ないの…?」

「だってさ、急に一緒に登校しないって…しかも下校も出来ないって…」

「まぁ色々とね…」


麗奈には言えない事。

それは、王子と言われている人気男子4人と住む事になってしまったと言う事。







「それじゃ、また明日ね」


萌絵は麗奈と分かれると、走って裏門まで行く。


「遅くなってゴメン!」


萌絵は車に乗らず待ってくれている4人に謝る。


「ほら行くぞ」

「うん」


5人は車に乗る。





「麗奈って子には言ったの?」

「え?」

「俺達のこと」


亮が聞いてくる。


「言えるわけないですよ。麗奈、皆の事綺麗ですから」


萌絵は苦笑する。




家に着いてからは、大変だった。


「ちょっと!?なんで一緒に入ろうとするの」

「なんでって当たり前だろ」


お風呂に一緒に入ろうとする明を弁慶の泣き所に蹴りを入れると走り去る。




「ふう…」


ほのかにピンク色に着色されたお湯に浸かる。


「やっぱり広いなぁ…」


無駄に広い浴場を見渡す。


お湯には薔薇が浮いていた。


「…そろそろ上がろう」


上がろうとして立ち上がると、扉が開かれる。


「え?」

「あ」


入ってきたのは涼介。


二人とも固まる。


「きゃーーーーーー」









「萌絵ちゃん危ない!」

「え?」


声をした方向を見ると、春斗が突っ込んでくる。


「きゃあ」

「うわあ」


ドン

二人は勢い良く倒れる。


「いったぁ」

「ゴメン」


萌絵は胸に違和感を感じる。


「…春斗」

「……」

「いつまで触ってるの!?」


バチーンといい音が鳴った。





「はあ疲れた」

「だな」

「うわあ!?」


いつの間にか隣に座っている亮に驚く。


「どうやって入ってきたの」

「どうって…普通に」

「普通って…鍵壊すのが普通なの!?」


今朝直してもらったばかりの鍵が壊れていた。


「どんだけバカ力…」

「さて、寝るか」

「はい?きゃあ!?」


明は萌絵を担ぐとベッドに放り投げる。


「ちょっと変態来ないで」

「それ傷つくんですけど」

「だから、来ないでよ」


攻防戦が始まる。


結局寝ることになった。



この日常が平和だと誰もが思わなかっただろう。



「我姫…今、そこから助けて差し上げますからね」



「ん…」


一瞬誰かの声が聞こえたような気がした。


(気のせい…?)



萌絵はまた意識を手放す。

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