表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
嘘と煙の仮面舞踏会  作者: 男鹿七海
17/42

限定

 コンビニの前に設置されている灰皿に火種を押し付け、新たな煙草に火を点ける。

「龍臣君」

 声がした方に視線を向ければ、二条が煙草を咥えながら軽く手を振っていた。

「………龍臣君…、そんな見つめられると恥ずかしいなぁ。俺の顔そんな好き?」

 無意識だった。指摘されるまで二条の顔を、いや、正確には口の端の傷を凝視してしまっていた。

「自惚れんな」視線を下げ煙を吐く。

「わぁ辛辣」

 吾妻は新たな煙草に火を点けてから、口を開いた。「二条」

 連絡先を交換以降、初めて名前を口にした気がする。

「あ、はい」

 吾妻の口から自身の名前が出て来ると思わず、返事が堅くなった。

「──アンタの事、嫌いじゃねぇよ」少し間を置き「……でも、それで終わりだ」そう続けた言葉が少し早過ぎた。

 吾妻から吐き出された煙で、視界が一瞬曖昧になる。

 告白の返事としては、最悪だった。

「うん」

 



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ