プロローグ 出会ってしまうが運の尽き。翠玉との幕開け。
お読みいただきありがとうございます。
何かのご縁でトキノハナ〜を開いてくださり感謝します。
こちらはエンド2種類の完結作品にはなっています。
あなたの琴線に触れましたらどうぞ、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
この先そこそこ長いので栞がわりに
良ければブックマークや評価など、つけていただけたら喜び舞います。はい。よろしくお願いします…
それでは、どうぞー!
「どうしてこうなった?」
眉間に深い深い皺を刻む私の片手はいつも塞がっている。
共に過ごす様になると、
うちでも外でもお構いなしに私にちょっかいかけてくる男のペースに振り回されている。
「子供じゃ無いんだから1人で歩けるよ?」
「駄目。だって、こうでもしないとあなたはすぐ逃げようとするでしょう??」
にこにこ、翠玉の瞳が印象的な涼しい目元の美男子はすぐ私と手を繋ぎたがる。
「あなたに意識してほしいからね?」
隙を見せたら口説きにかかる困った変態紳士だ。
「私の何がそんなに良かったのか、正直全くわからないよ……」
身なりがいいわけでも特別秀でたものがあるわけでもない。あるのは困惑だけだ。
私はハナキ。
津々浦々の街を渡り歩いてスリをしながら気ままな1人流れもの生活をしていたのだが、
ある時生活は一変する。
身なりが良くてお金持ちそうな
翠玉の目の色男の財布を狙ったのが運の尽き……
初めてかもしれない大失敗をしてしまう私に与えられたのは2つの道。
「お嬢さん。
牢獄と私、囚われるならどちらが良いですか?」
牢獄に入るか、妙な男に囚われれるか……
選択肢がある様でない提案を
渋々受け入れた私に待っていたのは
愛が重すぎて時々暴走する
激甘執着軟禁生活だった。
「し、心臓に悪い……」
個人的に引っかかるものがあった
あの緑の目に見つめられると調子が狂う。
カナタが初めからどうしてこうも私に執着するのかがわからなかったが
その鍵は私の無くした記憶にあるらしい。
彼らとの出会いで私の知らなかった自分の生い立ちや翠玉の君との縁が解明していくことになる。
私が選んだ道で、大きく運命が分岐する。
最後に掴むのは、溺愛か執着か。
「私から逃げるなんて許さない」
「私の玻璃の花」
ときおり怪しく光る翠玉の瞳が私を捕らえて離さない。
花が開いてまたは散る。
これは、私が自分の運命を翠玉の君と共に往く物語だ。
幕は静かに上がる……
完結したのでプロローグいれてみました。
トキノハナは乙女ゲーム方式ですすみます^_^
選択肢はほぼないのですが……
2つの結末を楽しんでいただきたいつくりです。
ファンタジー舞台の恋愛ストーリーではあります。
章わけしてますので、よろしければ好みに合わせてお好きな方から読み進めて下さいね。
どうぞ、よろしくお願いします。