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紡がれ行くあの過去  作者: 榊屋
第二章 突然が当然のこの世界
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41-Kashima Takeru-


 今回の題名は完全に無視しています。



 目が覚めると、母と兄と妹がいた。


「・・・・・・母さん、響也、奏・・・・・・」

「・・・・・・奏明・・・・・・!!」

 俺は体を起こした。

「お兄ちゃん!」

「うぉわ!」

 まずは奏。

 目からは当然の如く、涙が溢れている。

「奏明・・・・・・お前、心配かけんなよ・・・・・・!!」

 疲れたように椅子にへたり込む響也。しかし安堵の表情も伺える。

「良かった・・・・・・。お父さんが居なくなって、響があんな調子で・・・・・・奏明までそうなってしまったら・・・・・・」

 母はそう言って俯いた。

 涙をこらえているようだ。

「・・・・・・ああ」

 心配かけたんだな・・・・・・、と思った。

「・・・・・・ありがとう」

 俺はそう言って、しばらく安静にしているように医師から言われたので、そのままベッドに横になった。

 その後、健のことを聞いてみたが、あの場所には俺以外には誰も居なかったらしい。

 健は肉体と精神、そして体力や・・・・・・この左手・・ごと、俺の中に入っていったということか。

 俺はそのまま天井を見た。


 健とは会話できないけれど、俺の中に・・・・・・そしてこの左手にアイツは残っている。だから、それでもいいか。と俺は思うのだ。


 さて。

 後はアイツの意志に沿うだけだ。

 面白い事には進んで首を突っ込んで、助けられる奴は絶対助けてやる。

 勝手に色々やってやる。


 そう思って俺は天井を見た。


 回想終了っと。



=====================


 結論から言わせてもらえれば。

 端的に言って、残ったのは『嘉島』ということになり、消え去ったのは『健』ということになった。

 だが、これは俺の能力が未熟だった所為だろう。

 俺の左手で送信された『俺』という情報は、俺という存在以外は空っぽだった『健』の体を蝕むように広がっていった。

 そして異常が起きたのだ。


 『健』の意志が俺の体に入り込み、そして矛盾が無いように健が解釈した。


 つまり『健』はこう考えている。

 自分は昔から、『右手に力を持った』嘉島で。

 出会った『左手に力を持った』健が、俺(すなわち嘉島)を助けるために自らの存在を送ったと。


 彼と俺の中での錯覚が置き、この世の中には最初から『君長柄 健』という人間は居ない事に等しくなったのだ。


 さてと。いい加減自己紹介するとしようか。


 まとめを担当させていただくのは、俺。


 『君長柄 健』こと、『旧』嘉島 奏明だ。


 以後よろしくお願いしますかね?


 正直に言います。


 矛盾が起きない程度に行き当たりばったりで文章を書いていたので、最後に無理矢理くっつけたように見えるのは、当然です。


 ですが、一応、ある程度は考えつつ打っていたのでちゃんと出来ているはずです。


 これでまだ、『あれ?ここおかしくね?』ってところがあったら、それは僕がちゃんと考えずやっていたところなので、いずれ書き直します。


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