後日談:次回予告!?
次の話のつなぎです。
「宿題が終わっていない」
「はぁ・・・・・・」
俺の発言に、そっけなく隼人は言った。
「いいか。俺はいつも宿題だけは真面目にやる、学校では孤立こそしていないが少し忌み嫌われる習性がある、成績は上の中くらいの中学生だ」
「あと、地味に女子にもてる」
「それは置いておけ」
「了解。続けて?」
「で、そんな俺が明日から始まる補習までに宿題が終わっていないのは、どうだろうか」
俺はそう言って、隼人を見る。
「だから?」
「そもそもお前の所為でこうなったんだ。手伝え」
「・・・・・・まあ、君のキャラを守るって意味では君の願いを叶えることにもなるかな」
隼人はそう言って、僕の問題集の課題を解き始めた。その間、僕は読書感想文に手をつけた。
「そういえば、この辺で暴れてた暴走族ってどんな奴なんだ?」
「あー・・・・・・、義族たちね」
えーっと・・・・・・。
と呟きながら、思考をめぐらすように上を見る。
「ああ、そうだ。確か、リーゼントの総長だよ」
「リーゼント?」
「うん。でも、最近行動が起きていないな・・・・・・。もしかしたら、連続殺人の犯人が横行してい
て、治安がそこまで悪くなってきていないからかな?そういう大型の殺人犯はいくら義賊でも追えないだろうし・・・・・・」
「へぇ・・・・・・そんな事件があったのか」
相変わらず世間の事を知らない俺。
うーむ、困り者だな。
そんな折に、次にであった僕らの物語。
それは嵐のように現れ、嵐のように滞在し続ける。