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プロローグ
「ぬううん!」
唸り声とともに巨大な鉄の山を押し上げ、鉄の象でベンチプレスを行っている亡者たち。
「ふおおおお!」
針と剣の山を手と足の指だけでボルダリングのごとく登り降りする亡者たち。
煮えたぎる血の池をバタフライで往復し続ける亡者たち。
永きにわたる責め苦の苦痛から逃れるために亡者たちが編み出したのは「心頭滅却すれば火もまた涼し」
どんなに痛めつけられても死ねないという事実は「どんな無茶してもOK」という思考にたどりついた。
亡者たちは1兆6653億1250万年のトレーニング期間により獄卒など足元に及ばない肉体を手に入れつつあった。
獄卒たちは不安を感じ始めていた。
「あのマッチョどもが反乱を起こしたら対抗出来るだろうか」
不安は「自分たちも鍛えるしかない」という思考にたどりついた。
今、地獄は空前の筋トレブーム!
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