サーファー
とある学校での日常。
男女が仲睦まじく会話していた。
「ねぇねぇ、サーフィンって面白いの?」
「サーフィン?あぁ、面白いよ!色んな絵が見えるし、勉強になるからね!」
「色んな画?あぁ、上手く乗れたら画になるって事ね!」
「そうそう、上手く(気分が)ノれば、上手く探せるし、勉強になるしね。」
「上手く(波を)探す勉強かぁ、カッコいいね!!」
「そう?カッコいいかな?」
「じゃあさ、上手く(波に)乗れてる時の写真って無いの?」
「えっ?そんな写真なんてあるワケないじゃん?(気分が)ノッてる時の写真なんて、恥ずかしいだけじゃん?」
「そんなモン?上手く(波に)乗れてれば、カッコいいと思うから、写真を撮ってもらってよ!!絶対見たい!!」
「そこまで言うなら、じゃあ今度、撮ってもらうよ。」
「絶対だよ!!約束だからねッ!!」
後日。
「この間、言ってた写真撮ってもらったよ?」
「えっ、本当に!!もう(波に)乗ってきたんだ?」
「絶対に見たいって言ってたから、その日の内に撮って貰ったんだけど、あんまり言い出せなくってさ。」
「その日の内に?!そんなに頑張ってくれたの?あの日、学校が終わってからなら、あんまり時間が無かったでしょ?」
「確かにあんまり時間が無くて、無理やり撮ってもらったから、あんまりな写真かもって思ったから言い出し辛くってさ。」
「そんな事ないよ!絶対カッコいい!!早く見せて見せて!!」
「コレなんだけど?」
「えっ?!」
「どう?カッコいい?」
「あの……さ、ちょっといいかな?コレって何をしてる写真?」
「気分がノッてる時の写真だけど?」
「私が見たいのは、波に乗ってる写真だけど?」
「えっ?この前の話って、ネットサーフィンじゃないの?」
「何を言ってるの?海でのサーフィンに決まってるじゃない!!」
「なんだ……てっきりボクは……。」
「アンタがそんなオタクだなんて思わなかったわ!!」
「だんッ!!」
机を叩いた女子。
その時、1枚の絵が落ちる。
「これって?アンタが描いたの?」
「うん、サーファーを題材にしたマンガを書こうと思って。」
「へぇ、なかなか上手いじゃん!!」
その絵には上手く波に乗っているサーファーが書かれており、
写真の中のボクは、
その絵を描いている時のボクだった。
今まで書いたショートショートが募集要項に適していなかったので、募集要項に適した内容で書いてみました(ó﹏ò。)
本当に、すいません(ó﹏ò。)