いつかの歴史の幕開けを

世界的に名の知れた商業流通の国、マリネン。
商人・観光客など日々多くの人が訪れ
様々な物資や情報が滞ることなく行き交っている。
そんな国の首都クリセントにはとある貴族がいた。
その現当主であるヒビキ・クライトは
中心街から少し離れたところにある屋敷に
16人の使用人と共に住んでいた。

人当たりが良く、評判も良い当主とその使用人たち。
だが彼らは普通の貴族と使用人ではなかった。

今、彼らの"人生"の幕が上がる。