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猫の目で見る世界  作者: 灰羽アリス
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 佐野が高校に進学し、一年遅れで、あたしも同じ高校に進学した。


 佐野はブライダル、あたしはカフェのウエイトレスのバイトをして、少しずつお金を貯めた。


 そして、佐野が3年生、あたしが2年生の春、貯金をぜんぶ下ろして、色覚補助メガネをいっしょに買いに行った。


 数年前、初めて見た時よりは洗練されたデザインになったメガネをかけ、佐野はまた、泣いた。



 佐野は美大に進学し、あたしは理系の大学に進学した。将来の夢は、決まっていた。


 佐野の描いた絵が、世界規模で行われるコンクールで入賞を果たした。


 タイトルは、『ぼくの目で見る世界』


 彼の見ている世界は素敵で、だけど、少しだけ寂しかった。青と、緑と、少しの黄色と。


 色への渇望を胸に秘め、彼は作品を描き続ける。


 賞をとったその絵がきっかけとなり、佐野は、広告制作会社に就職が決まった。


 一方その頃、あたしは、老舗のメガネメーカーに、研究員として就職した。



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