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その時あなたは幸せだった。  作者: アサギ
夏目春斗
4/5

出会い。

 さっきから窓際の席に座る人間の男が気になるようで、魔鬼はちらちらと男を見ていた。見た目は至って普通で、スーツを着ているからサラリーマンだろう。でも、あの男の周りには何か別の気配がした。

「マスターあの男、よく来るの?」

「ん? ああ、最近来るようになったお客さんだね」

「ふーん」

「気になってるのかい?」

「あの男には何かが憑いてると思う」

「幽霊、とか?」

「幽霊だったら問題はないさ、ただ、死んでから時間が経ち過ぎて悪霊化してたら大問題だろうな」

「その割には随分とのんびりしているね」

「別に僕の仕事じゃないし」

「確かに」

「でも、おかしいな」

「何が?」

「人が死ぬ際には死神が絶対に迎えに来るはずなんだけど」

「つまり、あの幽霊には死神が迎えに来ていないって事?」

「それか、死神の誰かが意図的に野放しにしたか」


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