聖戦士登場
次の朝の朝食にアリスは来なかった。
いつもならうるさく催促するのだが、部屋から出てこないのだ。
「アリス、何かあったのか」
昼前になって部屋の前で声をかけてみる。
おそらく"眷属"と表示された件が何か影響している。
返事がない。
ドアノブをまわして見ると何の抵抗もなく開いた。
「入るぞ」
突然中から誰かが飛び出してきた。
アリスだ。
「ハイデンベルク様ぁ・・・・・あたし、どうしちゃったんでしょう・・・・」
泣きそうになっている。
「昨日、帰ってきてからおかしいんです。ぜんぜん眠くないし、体がものすごくふわふわしてて軽いんです。何かの病気じゃないかって心配で・・・・」
なるほど。
「アリス。レベルはいくつだ」
「え?え、と、この間上げたから今は38かな・・・・」
「ステータスを見たか」
「え、でもレベルアップしてないからそのままですよね?何か状態異常にかかってるんですか?」
「うろたえるな。心を落ち着けてステータスを見ろ。そして内容を教えてくれ」
「はい・・・・え?何これ?私のステータスと違う??聖戦士???」
やはりか。
アリスからステータスを聞き出すのは骨が折れた。
書き出したところによるとこのようになっているらしい。
名前:アリス
種族:人間
称号:捧げたる者
称号:神の盾
職業:聖戦士
職業:司祭
後見人:ヨーハン・ハイデンベルク
レベル:75
経験値:0
HP:120000
MP:1540
力:1420
敏捷性:565
正確性:420
魔法力:112
耐久力:2850
肉体技能
高等剣術
究極防御術
双剣適応
剣閃乱舞(後見人の知覚範囲内にいる場合使用可能)消耗MP10
剛剣斬(後見人の知覚範囲内にいる場合使用可能)消耗Mp20
極限頑強
精神技能
見えない腕(盾のみ装備可能)
精神防御
状態異常大抵抗
神聖魔法
聖なる言葉(使用可能)消耗MP500
聖戦士宣言(使用可能)消耗MP0(使用後死亡する可能性有)
聖なる城砦(使用可能)消耗MP全て(使用後気絶)
「あたし、昨日まではただの戦士だったんですけど・・・・」
混乱しているな。精神防御も効果がないようだ。
仕方がない。
正直に言う他あるまい。結果として眷属から解放してくれと言われた場合、今のところ方法がわからないのが難点ではあるが。
落ち着いて聞いてくれよ。祈るように話しかけた。
「アリス・・・・・・」




