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Kの証言  作者: T.K.I.K
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第1章~Jの証言~

Q.自己紹介をお願いいたします。


「大島すみよし、23歳、薬科大に通ってます


漢字で純吉って書くから、みんなにはジュンって呼ばれてました」



Q.Kについて教えてください


「高校の時にクラスが同じになって、そこから友達になりました。

まあジュンって呼び出したのはアイツなので僕の産みの親みたいな、それは大袈裟か」



Q.高校時代のKはどんな方でしたか?


「そうですね、まあよき理解者というか。

僕とKが、当時付き合ってた人に同じ日にフラれて。

忘れもしない、高校2年の…そう12月5日!クリスマスは二人で飯食ったのを覚えてます。

アイツは優しいしノリいいのでクラス、いや学年で人気はありましたね。

勉強もスポーツもそれなりにできる秀才タイプでしたね」



Q.スポーツとは?


「サッカーやってました。足も速くて3年間リレーのアンカーをやってた気がします。

クラスが同じだったのは一年生の時だけでしたが、学年末の球技大会でサッカーをしたときにアイツのアシストで点を決めることが出来ました」



Q.結構目立つ存在だったのですか?


「えーまあそこそこ目立ってましたね。

というより、アイツがやってたブログが結構人気でみんな1日に1回は閲覧してましたね」



Q.ブログ?


「ブログと言うか、今で言うツイッターみたいな。

当時はプロフィールとかを公表して自分のホームページみたいなのを作れるサイトがあったんです。

そこにリアルタイムで書き込めるブログがあって、僕も当時はやってました。みんな、そのブログを、リアル、と呼んでました」



Q.そのサイトは今もありますか?


「いや、もう無いんじゃないかな。大抵の人は卒業と同時に削除してましたから。プロフは高校まで的な。ああ、プロフはさっき言ったホームページのことです」



Q.Kが当時付き合っていた方とは?


「どれのことかな…ああすいません。さっき話した時の彼女は高校の後輩です。

アイツがその子のホームページに書き込みして、メールのやり取りをして付き合ったって聞きました。

だけど半年くらいで彼女が他校の人と浮気しちゃって」



Q.元カノさんは今なにをしてますか?


「さすがにわからないですね。あの子の名前もなんだっけかなー。

まあ、そんな記憶しかないです」



Q.Kと最後に会ったのはいつですか?


「えーと確か2年前くらいだったかな、アイツは浪人してたけど結局就職して一人暮らしを始めて。

それで泊まりに行ったことがありますがそれ以来…」



Q.どんな家でしたか?


「団地ですよ、結構古くてエレベーター無いのに5階に住んでましたよ。

間取は、2DKか2Kどちらかだったような」



Q.そこにKはまだ住んでいますか?


「わかりません。社会人になって3年は経つので良いところに引っ越してたりするかもしれません」



Q.近況はわからないということですね


「はい、そうですね」



Q.連絡も取っていない?


「アイツのラインIDがいつの間にかなくなってました。

多分、機種変かなんかでしょうね」



Q.他に連絡していそうな方は?


「将太か雄大ならしているかもしれません。

将太も浪人していて一緒に勉強したとか言ってたんで」



Q.わかりました。それでは、こちらについて教えてください。

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