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#1 - 3

前回から大分時間を空けてしまって申し訳ありません。

ちょうど夕日が完全に海に沈みかけて一線の光となったようなときに俺は小説を読み終えた。

今は七月の半ば。

梅雨もすでに過ぎ去ってうっすらと肌に汗がにじむような暑さだ。

しかし夏だからといって油断しているとあっという間にあたりは暗くなってしまう。

基本的に俺の家には門限というものがないができれば真っ暗になるまでには帰ってきなさいと言われている。


「そろそろ帰るかな……」


俺は腰を掛けていた石から立ち上がって来た道を引き返そうと鞄の中に小説を入れて帰ろうとする。

するとどこからか視線を感じる。

他に誰かいるのか……?

しかしあたりを見渡しても誰もいない。

このまま気にしていても仕方ないと思った俺はそのまま丘を下っていく。

丘を下っている間もずっと誰かに見られているような視線はずっと付きまとってきていた。

やはり仕方ないと思っていたが正直鬱陶しい。

俺は一度立ち止まって周りを注意深く見渡した。

すると微かにガサガサとうごめく藪を見つけた。

その藪は背丈が低いのかピコピコと動く触角のような茶色い髪の毛が隠し切れていない。

俺はそこらへんに落ちていたちょうどいい大きさの木の枝でその藪をつついてみた。

ことわざにも『藪をつついて蛇を出す』というのがある。

一度こんなシチュエーションに出くわしてみたかったのだ。

暫くつつき続けていると何か物体に当たった感触がした。

すると藪の中から「キャッ!」と小さく可愛らしい悲鳴が聞こえた。

声から察するに女の子か?

俺はあえてその物体に当たった感触のある部分を集中的につつき始めた。

木の枝に当たるたびに可愛らしい声が聞こえる。










――――これは面白い










調子に乗った俺はさらにつつく速度を上げた。

するとガサガサと大きい音を立てて何かが俺のいる方向に倒れ込んで来る。

俺がぶつかる直前に横に避けたせいで藪の中にいた女の子はドサッっと音を立てて倒れ込んだ。

制服を見るからに俺と同じ学校のようだ。

腰まで伸びた長い茶髪の髪の毛。

ストレートなのだが触角のように飛び出ている2本の髪の毛。


「うぅ……痛い……」


倒れていた女の子はゆっくりと体を起こして座り込んだ。

おでこが赤くなっている。恐らく倒れ込んだ時にぶつけたのだろう。

その女の子の瞳は緑。いまは額の痛みで涙目だがとても澄んでいてさながら大きな草原のような緑だ。

何はともあれ藪をつついた挙句倒れ込んだこの子をよけたのは俺だ。

俺は持っていた鞄から一枚の絆創膏を取り出して涙目の少女に差し出した。


「えっと。 これ使う?」


少女を目にたまっている涙を服の袖でぬぐってからコクンとうなづいた。

今回は基本的に天利1人だけだったので会話がほとんどありませんでした。

なので非常に読みづらくつまらないと思いますがこれからも精進していきますので

どうか最後までお付き合いください<(_ _)>

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