On the first day-Termination
あのあと私たちは、アイテムボックスの使い方をエリーゼさんに教わり、解散した。
そこ、略したとか言わない。事実だけど。
アイテムボックスの使い方や金の単位は追い追い話すとして、解散までの経緯を話すことにする。
色々教えてもらった私たちは、エリーゼさんのいた公園にある椅子に座ってそれぞれ検討していた。
まあ、教わったことを復習したくらいで直ぐやることがなくなってぼうっと空を眺めていたのだが。
そうして暫くすると、ジュピターは勢いよく立ち上がった。
「ねえアリエース。もう今日は解散しようか。やることないし。つうかもう一緒にいる意味ないよ」
「…だな」
もし、このやり取りを他の人が見れば冷たいとか、ぶっきらぼうとか、自分勝手だとかまぁ言われそうであるが、
流石に自分、連れションする女子高生ではないので、やることもないのにずっと一緒だなんて苦痛でしかない人種なのだ。
と、いうより合理主義でせっかちで効率主義な所のあるジュピターと、気分屋でマイペース不思議ちゃんと称される自分は合う時と合わない時の差が(主に私のせいで)冗談にされるほど大きいのだ。
と、まあ色々語ってみたが一応合意の上での解散である。きっと。
この後ジュピターは「ちょっとー。武器とかー見繕ってー。刻んでから休むよー。探すのに時間をかけすぎて〜予定変わりまくってるからさ〜」とか言って人混みに消えて行った。
恐らく夜には休むとは思うが。それまでは確実にノンストップだろう。良かった解散しといて。
私はもう疲れたので休めるところを探して眠ることにした。
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Day eyes closing.
Until the tragedy after four days.
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これで一日目は終了です。
お疲れ様でした