表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゆめわたる  作者: 燈夜
2/9

Previous chapter The Begining

前章 はじまり

side:A・C

「しーんーくん!なぁんで新しいゲームが出てた事教えてくれなかったのかなぁ?」


自室に引きこもってた怪獣のリビングに入ってからの第一声は、それだった。


「は? いや…昨日わざわざゲーム屋にまで行って新型のVR(ヴァーチャルリアル)機関買って来たのはようちゃんじゃん」

「うっるさーい。反対意見は認めないから!」


ガキかよ。どこのハンバーガーメタボだお前。

だなんて思いつつ、ちょうどいい感じに焼けた魚を皿に移しながら提案する。


「よっと… 。なら、飯食ったらセッティングするか?

ほい」


べ、別にこのままだとあいつの理不尽(りふじん)に負けるからなんて理由では、


あるんですよねー。



盛り付けた皿を机におくと、リビングの入り口に居た筈の奴は既に席に着いてた。

「うん。流石我が弟。そこらのジャンクフードよりはご飯が美味しい。

ほらなにしてんの早く食べるよしんくん。ゲームが待ってるわ!」

「うわ速!いや、ゲームは逃げないんだから落ち着きなよ。

いただきます」


****************************************************

side:L&A


「あっにきぃ。一緒にゲームやろうぜっ」


来るべき壁に備えて本を読んでると、愚従兄弟(ぐてい)がなにやら上機嫌で話しかけてきた。


「何だよいきなり。今俺は本を読んでるんだけど?」

「ふふーん。最近話題のDreamTrip(ドリームトリップ)だ!

ていうか別にそんなモノ(恋愛初心者の愛読書)読むんなら参考書読んだ方がいいんじゃねえの?」

余計なお世話だっ!!

って

「おい、確かDreamTripって最新のVR機関が必要じゃなかったか?いつの間にそんな高いもん買ってたんだよ」

「ああ、昨日買っておいたんだよ。ディスクは今日からだったけど、機関は先行販売(せんこうはんばい)?だったからさ!

ついでにディスクは予約しといたんだぜ!賢いだろ!」

いい笑顔でサムズアップしてくるこいつ(アホ)にって頭痛を覚えたが、これだけは言わなければならない。

「いや、普通だからな。で、いくらだったんだ?

二人分のVR機関は」

ピーー(俺のダメージが大き)ーー(過ぎてかけません)万円。」

ドゴッ

「いったぁ!、いきなりなにすんだよ?」

あ、うっかり殴ってしまったが仕方が無い。

たかだかゲームにそんな、そんな金額を掛けるだなんて。

「お前が馬鹿だからだろうがああ!!」

「いーじゃんか。別にさぁ、

ほら、飯食ったらメイキングしちまおうぜ。絶対めちゃくちゃ時間かかんだろうからな」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ