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ゆめわたる  作者: 燈夜
1/9

PrologueーNightmare

プロローグ-ナイトメア


悪夢の中に

門の先の光景は(まさ)しく、悪夢だった。


降り続く雨の中、子供達の悲鳴が嘆きが響く。

街の彼方此方から黒煙が上がり、絶え間無く上がる断末魔が交錯している。

一歩歩くごとに力尽きた死体につまづきそうになる。


「お姉ちゃん 助けてぇ! お父さん!お母さん!」

「ぎゃああああああああああああああああ!!!」

「腕が、俺の腕が」

「いやあああああああああああ!?あなたああああああああああ!!」

「お母さんお母さんお母」

「死にたくない死にたくない!助けてよおおおお」


それは紛れもなく悪夢のような現実で、絶望にあふれていた。



そしてその中に烏の濡れ羽色(からすのぬればいろ)の髪を振り乱しながら駆け抜ける青年がいた。

「シン!?シン!どこいるんだ?シン!」

「落ち着くんだアリィ。焦っていては見つかるものも見つからない」

錯乱した濡れ羽色の青年の腕を追いついた朱い髪の青年が掴むが、濡れ羽色の青年はそれを振り払うと再び駆け抜けた。

「離せよ、シン、シン!…コーディウス!」



始まりは、5日前に遡る。

ここまでエグくするつもりはなかったんですけどね。

書く前に図書室で戦争物のタイトル見てたのが原因でしょうか。

一応確認しましたが、誤字脱字ございましたらご報告お願いします。

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