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幸せ装置

ブックマーク漁ってたら懐かしいものが…!


久々に更新!!

技術の発展により、人間は働くことを放棄できた。遊び呆けていても生きていけるのだ。しかし、カラオケやボーリングなどといった前時代的な遊びをする人間はいない。そんな遊びは皆があくせく働かなければ生きていけなかった時代の古臭い文化なのだ。


ではいったい人間は何をするようになったのか。



夢を見ることである。



働く必要がなくなった人間たちの中には無用な争いを起こすものが大勢いた。暇だったからである。働いていたころには仕事で消費していたエネルギーが、発散できなくなったことが原因であると推測されていた。


そこで、ある一人の天才科学者が、幸せ装置というものを発明した。


幸せ装置は世界中の人間たちを眠らせ、各々の欲求を満たす幸せな夢を見せる。たくさんの異性に好意を寄せられる夢や、天才スポーツマンになり世界大会で優勝する夢。人間なら誰しも持っている、現実ではとうてい不可能な夢を実現したと感じることができる幸せな装置であった。


この装置の発明により、世界から一切の争いがなくなり、人々は真の意味での平和を手にいれることができた。


世界中の人々は皆眠った。しかし、問題はなにもない。起きていても働く必要はないのだ。むしろ寝て夢を見ていたほうが、現実の制約から逃れられ自由な幸せを手に入れることができる。


空を飛びたいと願ったことはないだろうか。時間を止めてみたいと思ったことは? 幸せ装置は全てを実現させることができる。いや、実現させた夢を見ることができる。


世界中の誰もが幸せだ。そして、夢を見ながらも心の奥底で、こんな素晴らしい装置を発明した天才科学者を永遠に賞賛しているのだ。なにせ世界から争いをなくし、全ての人間を幸せに導いたのだ。


まさに、その科学者こそが、神にふさわしい存在と言えるのだろう。



誰もがその科学者になって幸せ装置を発明した夢を見ていた。

久々すぎて、投稿に戸惑いまくる!

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