47、結果発表はみんなで
行事やイベントひとつひとつ丁寧に書くか、
本当に必要な場面だけ書いて終わりまで持っていくか悩んでます。
(好きにすればいいのにね)
考査が終わった放課後。
夕陽が食堂の窓を赤く染め、机の上には答案用紙がいくつも並んでいた。
緊張から解放された空気に、どこか弛緩した笑い声が混じる。
「さて――勝負の結果、出たわよ!」
アリアンヌが胸を張って答案を掲げる。
「数学、私が九十八点! レオは?」
「九十五。……くっ、また三点差か。」
レオは額を押さえ、悔しそうに笑った。
「お前、どんだけ完璧主義なんだよ。」
「努力の賜物よ。」
アリアンヌは得意げに髪をかき上げる。
「“計算は芸術”って言ったの、覚えてる?」
「誰がそんな名言を……」
レオは呆れ顔で返したが、口元は楽しげだった。
そのやり取りを、ココスがパンをかじりながら眺めていた。
「はいはい、どっちでもいいけど、二人とも人間やめてない? 私なんて六十点台で奇跡って感じなんだけど。」
「奇跡って言うなよ。努力が足りないだけだろ。
っていうか、情報監の娘がそんな成績で大丈夫なの か?」
「……努力でどうにかなる範囲を超えてるんだよ、君らは。」
そんな中、ソフィーは静かに答案を見つめていた。
「100点。」
誰に誇るでもなく、小さく呟く。
「えっ、嘘でしょ!? てかアリアンヌにほぼ並んでる!」
レジーナが叫ぶと、アリアンヌが目を丸くした。
「ほんと? 見せて!」
「……ほら。」
ソフィーが答案を差し出すと、アリアンヌは思わず
息をのんだ。
「嘘でしょ、、、私が負けるなんて」
「私は別に勝敗競ってないんだけど。」
マルクはそっと笑いながら、紅茶をカップに注ぐ。
「いいじゃないか。次の定期考査で勝てばいいんだから。今度は全員参加で。」
ココスが慌てて手を振った。
「ちょ、ちょっと待って! 私も? 無理無理無理、平均点ギリギリの私が参加とか死ぬしかない!」
「もちろん参加よ。」
アリアンヌがにやりと笑う。
「情報監の娘がそんな点数で、将来どうするのよ?」
「……結局そうなるのかぁ。」
ココスが肩を落とし、皆の笑い声が食堂に響いた。
夜が再び静まり返る頃、窓際でソフィーはひとり呟く。
「一緒に、って――悪くない。」
それをたまたま隣で聞いていたレジーナは、そっと声をかける。
「時々遊びにおいで。
少なくともここには貴方の同級生のように、人の価値がわからず罵倒するような後間の悪い人はいない。」
その言葉にソフィーが冷静に突っ込む。
「情報監の娘頭悪いじゃん」
レジーナは思わず爆笑してしまった。
「そうだね。
否定できない」
「というか、情報監の娘、、、ココス?だっけ、ってもっと公式の場では怖いイメージあるんだけど。
あんなに子供っぽい人だったんだね。」
「それは私も思った。」
その声は、もう寂しさではなく。
少しだけ、誇らしげだった。
主も最近大きな試験が終わってハッピーです♪
頑張って更新します。




