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ゴブリンダンジョンの冒険者  作者: わたがし名人


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テイム



今日も転移陣の所で休憩する。

例のゴブリンも一緒だ。


移動しようと立ち上がると、ゴブリンの様子がいつもと違った。


コタローのそばから離れようとせずじっとこちらを見ていた。

その様子を見てあることを思い出す。



モンスターとの友好度が一定以上になるとテイム可能になる。


モンスターのテイムは専門のテイマー職以外でも一応できるがその難易度は段違いに変わる。


テイマー職と違い他のダンジョン職はモンスターの友好度がかなり低く、即戦闘になるのがほとんどだ。


コタローとこのゴブリンは特殊なケースでお互いに敵意がなかったのもあり、出会いから今まで戦闘になることがなかった。



テイムできるのはいいが、実際このゴブリンを仲間にしたいかどうかというのが問題だ。


ゴブリンは不人気モンスター。


敵としてだけでなく、テイムモンスターとしても需要はほとんどない。


進化すればそれなりに強くなるが、周りの目を気にしてゴブリンを連れて歩く冒険者はいない。

数多くいるモンスターの中でわざわざゴブリンを選ぶ必要がないのだ。



改めてゴブリンを見る。


小学校低学年位の身長、褐色の肌にワンピースのような格好。


色違いなのでユニークモンスターなのは確かだが何が違うのかわからない。

ただメスなのは格好からわかった。


モンスターには性別が存在する。

違いは角の有無や身につけているものだったり様々だ。

ただ生殖機はないのでモンスターとのエッチな展開はない。


ゴブリンのメスは出現率が低く珍しかった。

ただメスだからといって見た目が良いかということもなく、オスとの違いは腰巻きかワンピースかだけだ。



ソロで冒険者活動していたコタローだが、最近はこのゴブリンと交流している内に仲間がいてもいいかなと感じていた。


正直このゴブリンが役に立つかわからないがそれでも一緒にいてもいいかなと思える位には情が移っている。


他人の目もこのゴブリンダンジョンなら気にする必要もない。


コタローはテイムすることにした。



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