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ゴブリンダンジョンの冒険者  作者: わたがし名人


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クリスマス



今日はクランメンバーでクリスマス会。

ラウンジにメンバー全員揃う。


各テーブルには食べ物が並び、各自食事を楽しんだ。


しばらくするといくつかのグループに分かれはじめる。




「ルナさん、最近コタローさんが一緒に寝てくれなくなったんですよ」


「それはメイちゃんのことを異性として意識し始めてるのよ。いい傾向よ、これからはガンガンアピールするといいわよ」


「わかりました!」



あるテーブルからは恋バナが聞こえ、



「見て見てー、この帽子昔被ってたのにそっくり」


「確かにレッドキャップのやつに似てるな。それにしても、ちょっと前まではちっこいゴブリンだったのにすっかり大きくなっちまって」


「私が来た頃にはリンたちが亜人で良かったよ。ゴブリンのままだったら間違えてやっちまうかもしれなかったしな」


「確かに。ダンジョンの中で会ってたら気づかずやっちまいそうだな」


「うー、フータもボタンもひどい」



別のテーブルからは冗談とも本気ともつかない会話が聞こえ、



「ねぇヒフミン、ちょっと欲しい素材があるんだけど今度出して貰ってもいいかい?」


「仕方ないのう、報酬はいつものやつで頼むぞ」


「ひひ、了解」



また別のテーブルでは不穏な取引が行われていた。




「コタローくんが来てここも大分賑やかになったよ。ありがとう」


「俺が来る前から十分賑やかだったと思いますけど」


「そんなことないよ。コタローくんたちがいなかったらこうして全員集まることもなかったし」



クランメンバーは自由人が多いので、全員集合する機会はほとんどなかった。


しかしコタローが来てからはリンやメイと人が増えてメンバー間の交流が広がり、結果全員集まってパーティするまでになったのだ。




「こんな端っこで何真面目な話をしておる。ほらもっと飲め飲め」


「コタローさぁん、ほらあーん」


「ルナさん、メイに何かしました?」


「何もしてないわよー、ちょっとお酒の匂いに当てられただけよー。ほらレオもこっちいらっしゃいな」



「わははー、ホッ、ハッ、ヤー!」


「いいぞー、もっと脱げ脱げー」


「リンもやるー」


「そういえばパーティ向きのいいアイテムがあるよぅ。ちょっと持って来るねぇ」




だんだんカオスになっていくパーティは夜遅くまで続いた。



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