ダンジョンマスター
「ゴブリンダンジョン攻略おめでとうコタロー君」
「ありがとうございますレオさん」
ラウンジにはコタローとレオの二人だけだ。
ダンジョンから戻ったコタローたち。
リンとメイはルナに連れられ更衣室へ消えていった。
しばらく談笑していると、
「ウチも混ぜてくれんかの?」
奥から現れたのは一人の少女だった。
近くで見ると緑の肌に尖った耳、亜人と思われる。
「ヒフミさんまたそんな格好で出歩いて。ちゃんと服を着てください」
「全く小煩いのレオ坊は。身内しかいないから良いではないか」
ヒフミと呼ばれた少女は大きなTシャツ一枚しか着ていなかった。
「それより自己紹介がまだだったの。ウチの名はヒフミ、このゴブリンダンジョンのダンジョンマスターをやっておる」
ダンジョンマスター
ダンジョンを管理するモンスターで、ダンジョンマスターがいないとダンジョンは存在できない。
ヒフミはレオのテイムモンスターだが、あくまで形だけで彼女は自由気ままに過ごしている。
ちなみにヒフミは亜人ではなくゴブリンクイーンというゴブリンの一種だ。
元の姿はゴブリンらしい見た目だったのだが、テイムされたら種族はそのままに美少女化らしい。
「さて、ウチのかわいい娘達はまだかの」
ダンジョンマスターであるヒフミにとってここで生まれたリンとメイは娘同然の存在である。
ルナが早々にリンとメイを連れて行ったのは着替えの為である。
来ていた服のサイズが合わなくなったからだ。
しばらくしてリンたちが戻ってきた。
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