表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゴブリンダンジョンの冒険者  作者: わたがし名人


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/74

対ゴブリンジェネラル



ゴブリンソルジャーたちが毒沼でもがいている頃、ゴブリンジェネラルは一人の鬼人と対峙していた。



リンの眼の前には全身甲冑で覆われた大きなゴブリンジェネラル。

手には2メートル以上ある大剣を携えている。


暫しの静寂。


先に動いたのはリンだ。

ゴブリンジェネラル目掛け一直線に駆け出し切り掛かる。


ゴブリンジェネラルは焦ることなく大剣でリンの攻撃を受ける。


何度か打ち合い、一度距離をとるリン。


ゴブリンでも深い階層にいる個体は強い。

それが階層ボスであれば尚更だ。


しかしリンにはさほど脅威には感じられなかった。


以前戦った階層ボスのゴブリンチャンピオン。

あれが基準になってしまっているリンにはむしろ物足りない相手だった。


早く倒してコタローたちの手助けに行こう。


リンは金棒を強く握り締め集中する。


雰囲気が変わったことに気付いたゴブリンジェネラルは声をあげ自身を鼓舞する。


リンは駆け出しゴブリンジェネラルに飛び掛かる。

魔力が集まった魔鉄製の金棒は赤く輝く。


ゴブリンジェネラルは先程と同様に受け止めようと大剣を構える。


金棒と大剣がぶつかる。


大きな衝撃音とともに砂煙が周囲を覆う。


砂煙が晴れるとそこには大きな穴の中心にリンが立っていた。

大穴は最初に空けたものよりも遥かに大きく、丘の大半がなくなっていた。


ゴブリンジェネラルは跡形も無く消え大きな魔石が一つ転がっていた。



自身が成長していることに満足しつつもどこか物足りなさを感じるリンだった。



その後ゴブリンソルジャーも全て倒し、第十階層の攻略は完了した。



目標であるゴブリンダンジョンの攻略まであと少し。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ