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#XXX:【未来パート】未来の私、めっちゃ強いから見とけ【自慢】(プロローグ ※読み飛ばし可)

挿絵(By みてみん)

──これは、“未来”の話。

すべてが終わってしまった、はずの世界で。


声も、火も、時間すら、もう動かない。



そこに、ツノの折れた女が沈黙の瓦礫を踏みしめていた。

崩れかけた大地、裂けた空、色を失った草原。



そこにあった“人”は、ただ、影だけを残して消えていた。

そのどれにも、もう誰の名前もついていない。



かつて“魔王軍”の名が響いていたこの地で、

かつて“家族”だった人たちは、

もう、誰も返事をしなかった。



女は、ぽつりとつぶやく。



「──ただいま」



返事は、ない。


けれど、確かに誰かがいた。

焦げた空の向こうで、名を呼ぶ気配。

それは──大切な誰か。

ずっと昔に、私の背中を押してくれた、あの声。




……待ってて。

今度こそ、ちゃんと帰るから。



……

ザ……ザザッ……

……ザザザザ……ッ。


◇◇◇


──私はサクラ。ツノは生えた。だけど、胸は生えなかった。


OLだった。毎日ストレスと戦ってた。

……でも、今は鬼。もう人間やめてる。


──この物語は、Fカップを夢見る“鬼”と、

家族を欲しがるポンコツ魔王が世界を征服する話だ。


笑いと筋肉とあとちょっぴり涙とかを──詰め込んだやつ。


だけどこの話は未来。


【※注意】======

この #028 プロローグは “未来” の話。


唐揚げにレモンかける派は読み飛ばしても問題ありません。


#001 から始まるのが、この物語の本編──

レベル1でダンジョンの最深部からの詰みゲー開幕。

魔王・勇者・聖女・竜王を笑って泣かせてぶん回す。

そんなバカ騒ぎに、ついてこれる?

==============


◇◇◇


──軍隊が集まっていた。


丘の上から見下ろして、私はふっと笑った。


「全員、私を倒しに来たって?……あはは、税金のムダ遣い♪」


ちなみにあの軍、ドッカイホー地方の正規部隊。


“理性と秩序の国”とか言ってるけど、要は書類で戦うタイプ。

ここを潰せば、北の自治帯がまとめて黙る。


……だるいけど、やる価値はある。


風が吹く中、背後から声が飛んできた。


「サクラ殿!お約束──その6、発動します!」


 \\ 動くな。喋るな。なんなら息もするな! //


「以上により、魔王軍待機中ですッ!」


「サクラさーん!やほー!」


振り返ると、ダークドラゴンの辰夫とレッドドラゴンの辰美が並んでいた。



──天の声──

《ちなみに“辰夫”と“辰美”という名の由来は、本編 #001 以降で明らかになる。

彼らには、横文字の誇り高い名が……あったのだ……。

だが、とても哀しい事情で、こうなった。》



「いや、私が行くわ。あんた達が行ったら死人が出るしね」


「……。」(お前が一番危険だがという顔)


「……辰夫?文句ある?」


笑顔。目だけ殺意。


「い、いえッ!」


「それに、“あのときの連中”や、あのしつこい ”S級のユリ様” よりはマシでしょ」


辰夫が無言で胸の古傷を撫でた。


「ムダ様も言ってたのよね。

『先に仕留めておけば、正当防衛だって言い張れる。どうだ?元気か?』って」


「相変わらず謎の説得力が…」

「はいッ!元気ですッ!」


私はそっと目を閉じて、敬礼。



──天の声──

《ムダ様とは、サクラの尊敬するプロレスラー・グレート・ムダである》



「…さて、行ってきますかねー!」


私は手を振って丘を駆け降り──かけようとして、ふと立ち止まった。


「……いや、ちょっと待ってね。

どうせ責任者潰せば全員黙るでしょ?

なら最短ルートでいきますか」


「──の前に、スキル確認だけしとこっか」


「ステータスーッ!オープンッヌゥゥゥーーーー!!」

(※結果発表ー!のテンションで)


\\ はぁー!!ぺったん!! //

(※ステータス画面が開く効果音)

================

【ステータスウィンドウ】

名前:サクラ / 種族:鬼 / レベル:1234

▼スキル:怪力 / 冬眠 / 光合成 / 辰夫ロケット etc

▼称号:ぺったん鬼女【呪い】/ 勇者 / 大魔王 / 警告マーク(※分類不能)

▼性格:横暴 / 自己中 / 美しい【本人談】

================


(……また効果音が変わってる……天の声、絶対いつか殴るからな……)


「……うーん。“冬眠” "光合成"…邪魔ッ!!

“辰夫ロケット" うん。やっぱこれが早いよね」



──天の声──

《辰夫ロケット : 辰夫を投げる。敵に投げたり、乗り物にする。》

《辰夫のストレス:極大 / 回数制限:無し》


ストレスとかそんなの知らん!私は快適よ〜♪



私はくるりと後ろを振り返る。


「辰っ夫ぉ──?」(にっこり)


「嫌な予感しかしませんな…」


「そ♪ ムダ様も言ってたじゃない。“作戦立てるより、投げる方が速い”って。」


「いやいやいやいやいやッ!!」


「さっ、発射準備っ♡」


【スキル:《怪力》発動】


── ガシィッ!!


私は辰夫の尻尾を掴み──タイミングを計る。


「いやいやいやああああああ!!」


「辰美!じゃあ行ってくるわ!」


「サクラさん頑張って!辰夫さん!ご愁傷様…」


辰美が辰夫から目を逸らした。


「よーし──辰夫ロケット…いっけぇぇぇぇぇッ!!!」


ぐるんぐるんぐるん!ビュンッ!!


(※尻尾を掴んでジャイアントスイングをして投げた)


「うわぁぁぁぁぁぁぁッ!!」


── 辰夫ロケット、超高速発射!!


私は辰夫を投げるとすぐに身構える。


「いっちょ、やりますか」──ニヤリ。


タタタタタッ!

勢いよく助走をつけ、丘を駆け下りる。


風を切って飛んでいく辰夫の背中を捉えて──


「タイミング、タイミング…よっと!」


ぴょーーーーーん!!


地面を蹴って、大きく跳躍!


軍隊に向かって一直線に飛んでいく辰夫の背へ──


── 風を切る爽快感。


「ふぅわー!気持ちいいー!」


「うわぁぁぁッ!サクラ殿ぉぉぉッ!!!」


「黙って飛んでなさい?」


空中でバランスを取り、辰夫の背中に着地。


…スタッ!


腕を組んでふんぞり返る。


「ふふーん。これが魔王軍式・桃白白 (ももはくはく) 移動術よ!」


──天の声──

《読み方が違うからセーフ!セーフ!》



辰夫は私を乗せたまま、風を裂いて突っ込む。


「ドドンと行ってパっと片付けようねぇ辰夫?…餃子とか天津飯とか食べたくない?」


「サクラ殿ぉぉぉぉぉッ!!」



\\ ザワ……ザワ…… //

「うわ!?」「な、なんだあれ!?」

「ドラゴンが飛んできてるぞ!?」

「しかも誰か乗ってる!」



辰夫が軍隊のど真ん中に突っ込む、その直前──軽やかに辰夫の背中から跳躍!


ぴょん!!


キィィィィィン…チュドンッ!!!!!

辰夫だけが高速で地面に突き刺さった!


\\ ……スゥ…ハァ…我は今…大地と…ひとつに……無…//



──天の声──

《はい、終了。辰夫、ここで強制ログアウト。》


(※丘の上の辰美、顔を覆い見なかったことにする)



……土煙。

……静寂。


 

──私はそんな辰夫を無視して、土煙の中を優雅に着地。


……ストンッ。


そのまま堂々と、ドヤ顔で一言。


「──どもども!大魔王サクラさんでーす!!」


ウィンクつき、両手でハートマーク♡ポーズ!



\\ ザワ……ザワ…… //

「だ、大魔王サクラだ……!」

「な、なにあのポーズ!?」「……いや、逆にこえぇ……」



──天の声──

《お前、敵軍の士気削るのに変な才能あるな……》



「ん?ほらぁ、“カワイイ”は最強♡って言うでしょ?」

(※敵兵全員目を逸らす)


ハートをぷるぷるさせながら、一歩前へ。


「みんな、私に傷つけられたくないよねー?

だって全員、これから私の“しもべ”になるんだし?」


さらに一歩。

パンッと手を叩く。


「はいッ!そこで!話し合いのお時間でーす!偉い人いるー?」


……


──と、そこに兵士のひとりが前に出た。


「ひとりで来ただと!大魔王サクラ!舐めるなぁ──!」


「あ、イキリ枠」


私は軽くジャンプ。


「君、ドラゴン・スクリューの被害者に決定♪」


「え?えっ──ぐわぁッ!?」


シュッ! ギュルン! ドゴォォッ!!

一瞬で足を掴み回転しながら倒れ込み、地面に突き刺す。


「トウコンッ!?」


====================

── 天の声:彼はガイ・イキール。第27部隊所属、弱小貴族の三男坊。

後に孫たちにこの瞬間を語り継ぎながら、幸せに逝く。

最後の言葉は、偶然にも「トウコンッ!?」であった。

====================


「…こういうのを “見せしめ” ってね♪」



\\ ザワ……ザワ…… //

「こ、こええ…!」「見えなかった…」



風が吹き、草が揺れる。


軍勢のざわめきが一瞬だけ止まった。


(あら?もしかして、話し合いムード?)


私はニヤリと笑った。



──だが、次の瞬間。


「いや!サクラひとりなんだぞ?みんなでかかれー!!」


──ドシャアアッ!!


兵士たちが殺到した!!


「チッ……結局、暴力しか通じねーのかよ…仕方ない…!」


── 私はスイッチを入れた!


…キィィイイイイイン!!!!


「私の唐揚げに触った罪は万死に値する!」


【スキル:《怪力》──飲み会で唐揚げにレモンかけられたモード】発動!!!



──ッゴオオオオオ!!!!



全身がバキバキと軋み、筋肉が膨れ上がる。

地面にひびが走る。


──天の声──

《大好きな唐揚げにレモンをかけられたことを思い出すことによる怒りのバフ。

通称”思い出し八つ当たり”。サクラの力が300%アップする。

原理?知らん。サクラだからだ。》


《なお、確認されているだけでも以下の派生モードが存在する──》

•改札スイカ弾かれモード(朝の通勤ラッシュ限定)

•ポイントカード忘れたモード(5倍デー限定)

•中トロ100円フェアが終わってたモード(帰り道ずっと黙る)

•etc...


《※現在確認されている中で最上位なのが、唐揚げレモンかけモードである。》



「──あ、唐揚げ来ましたねぇ♪」


\\ ザワ……?ザワ……? //

軍勢の足が止まった。


その瞬間、あの日の記憶が蘇る。


……部署の飲み会。

揚げたての唐揚げが来た、その瞬間──

「みんな好きでしょ〜♡」と、全レモンぶっかけた、あの女。


ピキィィィィッ!!


── 私の幸せが、黄色く……塗りつぶされた。


「ねぇ?なんで?ねぇ?」


私は地面を見下ろして、ゆっくりとつぶやく。


ギリッ……


「確認した?“全員レモン派”って、確認したかって聞いてんだよぉ!!」


シュッ……ドォオオオオオンッ!!


音速で拳を地面に叩きつけた瞬間、ドーム型の衝撃波が炸裂!!


大地が唸り、土が跳ね、軍勢の兵士たちが──


「うわあああ!?」「立ってられねぇ!!」


ドシャアアアッ!!


全員、吹き飛ぶようにぶっ倒れた。


「唐揚げってさ?まずは醤油とニンニクの味を楽しむの。」


「そこから味変でレモンや塩をかけたりするんだよ!素人が!」



\\ ザワ……?ザワ……? //

「あれ?戦場だよな?」 「なんで唐揚げの話?」

「でもなんか…すげー分かるわ…」「泣いてる?」



「よし、終わらせましょ」


私は兵士たちをかき分け、ずんずん進む。


「どいてどいて〜、偉い人はどこかな〜?」


だが──人が多すぎる。


「……もうッ!人が多くて面倒!!」


「変身ッ!!【サクランマン!!】」


\\ ゴウンッ…バチッバチンッ…バチコン☆ //


──天の声──

《サクラは ”貝殻生成” という、使えないはずのスキルを

なぜか即席でアイアン○ン風アーマーに転用している。》


胸部には念入りに貝殻を装着ッ!!


「サクランマン!!!…Mk-Fカップ(小声&泳ぐ目&震え声)」



挿絵(By みてみん)

※敵軍兵士の約9割が「笑っていいのか分からず無言になった」瞬間(公式資料)


…シンッ………。



(敵軍、空気ごと止まった。風の音すら、同情して吹かない。)



「…なんだよ天の声?やんのか?」



──天の声──

《いえ。虚しくないならどうぞ。》



「……うん。いいの、これはこれで。見た目は正義。胸は…願望。」



「………うん。」(良い天気だなぁ?)



「さーて!いっくわよおおお!!あははははははははッ!!」


私は爆笑しながら軍隊へ突撃した。




\\ ざわ!ざわ!ざわーーーーーッ!!! //

「ぎゃー!」「化け物だー!」「にげろー!」


「乙女に“化け物”は失礼よね〜ッ!?ギャハハハーッ!」


兵士たちをしつこく追い回しながら──


「ごめんなさいぃぃ!」「ひぃいい!」


「責任者はあっちですぅぅ!!」


「ありがとうございまーす!!(爆走)」


挿絵(By みてみん)

※サクラさんによる“肉体言語による会談”の様子(公式資料)



──天の声──

《一応言っておくが、これは剣と魔法の世界だ。

サクラの趣味が悪ノリしているだけだ。》


……


──丘の上。


喧騒の外、風だけが静かに吹いていた。


辰美は遠くの爆煙を眺めながら、ぼそり。


「サクラさん、相変わらずヒロインとは思えない無茶苦茶っぷり……

辰夫さんは動かないね……ふふ、あとで掘り出してあげないとね」


なお、辰夫はこの後、自分探しの旅に出たいと休暇を申請したが──私が秒で却下。



空は快晴。


でも、地上には悲鳴しかなかった。


 


──大魔王サクラ。ただいま世界征服に向けて侵攻中。




かつて──誰も、私に返事をくれなかった。


……だから今度は──


私が返す番だ。


言葉じゃなくていい。


この拳で──全部、叩き返してやる。



──天の声──

《だがこれは、この世界のほんの入り口にすぎない。

 そして、サクラはまだ知らない。

 本当の敵は、“拳”じゃ潰せないものかもしれないということを。》


《世界は──お前の気づかぬ場所で、静かに崩れはじめている。》


◇◇◇


──だけどこれは、“未来”の話。

全部が壊れた、少しあとの世界で。


……ツノと、胸と、征服の話。

でもその先に──もっと厄介な“何か”が待っている。


──ここからが本編。

#001 より、現在の物語が始まる。


死んでからガチャ転生ガチャ爆死して、

レベル1で、ダンジョンの最深部で目覚める絶望から。


そこから世界征服を始める、最初の一歩。


ついてこられるなら──笑って泣いてぶっ壊す物語へ、ようこそ!


▶︎ 本編 【#001 : 死因:恥ずか死☆令和の弁慶爆誕】へ──つづく。


◇◇◇


──【今週のムダ様語録】──

『先に仕留めておけば、正当防衛だって言い張れる。どうだ?元気か?』


【解説】

何もしてないって言えば、してなかったことになるんよ。

それを否定する奴を、先に黙らせればいいだけの話やろ?

──元気か?

────────


【あとがき】


ここまで読んでくれてありがとうございます。

数ある作品の中でここまでお読みいただけた奇跡に感謝…!


最初に断っておくと、これは“バカみたいな話”です。

転生して、ツノが出て、胸は出なくて、

天の声は煽ってくるし、スキル名も性格も呪いも、

サクランマンってなんだよ!ってツッコミ不在の大混乱です。


でも。


書いてる私は、ものすごく真剣です。

ギャグのテンションで走りながら、

「何かを失った子たちが、何を取り戻せるのか」

ってことを、ずっと考えてます。


サクラはバカです。

天の声もうるさいです。


これから登場する魔王も、竜王も、火竜も、勇者も、聖女も──

みんな、どこか壊れてて、どこか優しくて。

みんな、愛すべきバカです。


そしてきっと、サクラはこの世界でいちばん──自分に正直なバカです。


そんな真っ直ぐすぎる彼女と、バカたちの“変化”と“選択”を、

ちょっとだけ見守ってくれたら、うれしいです。


このプロローグは“ちょい未来”。


ここに来るまで、サクラと仲間たちはたくさん笑って、バカやって、

ときどきボロボロに泣きます。


だけど彼女はずっと拳を握ってます。

──守るために。奪うために。


そして、ほんの少しの温もりを求めて。


ここから先、一緒に旅してくれるかどうかは──あなたの気分次第!


笑う準備だけじゃ足りないかもしれない。

泣く覚悟も、少しだけ持ってきてくれたら、嬉しい…かな!?


では、本編で会いましょう。

おバカと号泣のハイブリッドな地獄へ──ようこそ!


さあ、笑え。泣け。叫べ。ぶっ壊せ!

ここから “サクラの世界征服” ──開幕だぁッ!


──さくらんぼん

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― 新着の感想 ―
どこかで見た光景が随所に(笑)辰夫と敵が暴虐なるぺったんこの前には無力で笑えました。敵さんはお気の毒でした。いかにしてここに至ったのか、本編も楽しみにしています。
 サクサンマンっっっ  夜だから爆笑堪えるのに必死ですわwww  毎度毎度っ、腹筋破壊過ぎるwww  指❤️した後の追いかけ姿がシュールwww  
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