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#121 : サクラ崩壊☆床パン無双


前回までのあらすじ

→ サクラのイラッとカウントが限界突破した。


◇◇◇


サクラ「ぎゃああああああああああああああああああああああ!!辰夫おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

私はその場で 両手を天に掲げてグルグル回転。


サクラ「さっきからなんなんだよおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


サクラ「ハァ、ハァ……」(息切れ)


サクラ「この有能ドラゴンめえええええええええええええええええええええええ!!」


片足ケンケンで前後に跳ねつつ叫ぶ。


サクラ「もっとこうだろ!? ひぃぃぃ!!怖いですううう!!サクラ殿ぉぉぉ〜お許しをぉぉぉ!! って言えよおおおおおおおおおお!!なんで冷静に状況確認したりぃぃぃぃぃ撃破確認してんだよおおおおおおおおおお!!ムカつくんだよおおおおおおおおおお!!!」


床にダイブ → ゴロゴロ転がる。


サクラ「しかもだよぉぉぉ!!しかもだよぉぉぉ!!その後すましてんじゃねええええええええええええ!!うわぁぁぁぁぁん!!!」


髪をぐっしゃぐっしゃにかきむしりながら壁ドン連打。


サクラ「うわああああああああああん!!!!!貫穿撃 《ドラゴンスパイン・スラスト》ってなんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」


床正座 → 両拳床パン連打に突入。


サクラ「辰夫ぱ〜んち!!ひでぶー!!!でいいだろうがよおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」


エスト『お姉ちゃんが壊れたwwwww』

涙流して爆笑するエスト様。


── その中、辰夫は一歩前に進み、背筋をピンと正し、礼儀正しく両手を後ろで組んだ姿勢で、極めて凛とした声で言い放った。


辰夫「……サクラ殿。竜王として、常に最善の結果を出すのは当然の責務。怯えて逃げ惑うなど、我が名折れにございます。

よって……本日の戦果、誇りに思う次第。」


── そして、ほんのわずかに首を傾け、静かに一言付け加えた。


辰夫「……それとも、“平時の無能演技” をご所望でしたか?」(にこ)

ほんの僅かに口角を上げ、辰夫は微笑んだ。


サクラ「ぐはぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!」



(パァン!!!)

私の床パンに 加速音が付いた。



サクラ「誇りに思ってんじゃねえええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!」


私は 壁に体当たり。

バァン!(衝撃音) → ゴロゴロ転がり二週目突入。


── ここで完全に崩壊モード突入──


両手で壁バンバン → 床ゴンゴン → ゴロゴロ → ケンケンループ復活。


サクラ「辰美ぃいいいいいいいいいいいいいい!!お前もだよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!

爆炎牙 《フレイムファング》!! (キリッ)じゃねえええええええよおおおおおおおおおおおお!!!!!!」


サクラ「辰美ふぁいやー!ばーん!!わーい!! でいいだろがあああああああああああああああ!!!!(床ドン)」


辰美「……え、だって……技名言うのお約束じゃん……」

辰美が若干引きながら答える


サクラ「技の名前は時に敵より味方を煽るんだよぉおおお!!!慎重に選べよぉおおお!!!ムダ様も言ってたんだよぉおおおおお!!!!!」…ズドム☆(通りすがりのモンスターを瞬殺)


「ピギィッ!?」(モンスターの断末魔)


(BGM)てれれてってってってー♪ *サクラレベルアップ(カオス度増加)


エスト『このタイミングでレベル上がるのwww』

お腹抱えて床を転がりながら爆笑中のエスト様。


辰夫「忠誠を尽くす者として、偽りの姿を晒すなど……愚の骨頂にございます。」

静かに一礼する辰夫。


辰美「辰夫さん……それ、今最高に火に油って知ってて言ってる……?」

オロオロしながら辰夫の肩を掴む辰美。


辰夫「……加えて申し上げるなら、“辰夫パンチ”という技名は些か品格に欠けるかと。」

静かに目を閉じ、深呼吸をする辰夫。


サクラ「ぅうううううるせえええええええええええええええええええええええ!!!!!!!」(頭上でレベルアップ⤴︎の文字が点滅)


私は 壁の端を掴んでぶら下がりはじめた。


サクラ「バカかあああああああああああああ!!!!(嗚咽)」


サクラ「全員バカだああああああああああああ!!!!(号泣)」


(間)


辰夫「……全員は少々語弊がございます。少なくとも我は職務を全うしております。」(キリッ)

ピシッと姿勢を正して一言。



サクラ「………ぎゃあああああああああああああああああああ!!!!!」


私は悶絶して前転しながらその場から逃げた。



そのまま 叫び声がダンジョンに響き渡った。


天の声:ちなみに第一層に入ってから、まだ100メートルとちょっとしか進んでいない。


── 第一層はまだまだ序盤。


だが、もう既にこのダンジョンは普通ではなかった。主にヒロインが。



◇◇◇


── 数分後。


……はぁ、はぁ……っ。


サクラ「……ヒロインは優雅に歩くものよ……(肩で息しながら震え声)」


サクラ「じゃ、行くわよ。」(爽やかにボサボサの髪を掻き上げながら)


エスト『お姉ちゃん、話が進まなかったよ☆』



(つづく)



──今週のムダ様語録──

『技の名前は時に敵より味方を煽る。慎重に選べ。』


解説:

タッグマッチの中盤。

パートナーのタロスがコーナーに向かって叫んだ。

「いくぞッ! 漆黒断罪オメガ・ジャスティス・バスター∞(インフィニティ)!!」


ムダ様、リングサイドで静かにため息。


「タロス、なあ……お前の技名、敵より俺がダメージ受けてんぞ。」


技名カッコつけてんじゃねーよ! なんそれ!?

“∞”て。そんなもん、リングで見えねえ!!


ムダ様は呟く。


「技名は刃だ。間違った角度で振ると、味方のメンタルを裂く。」


その直後、タロスがカウンターを食らいピンチに。

ムダ様が飛び出し、両手を掲げて咆哮。


「超究極零式無限真理掌(スーパー・アルティメット・ゼロスタイル・インフィニティ・トゥルース・パーム)!!」


◇◇◇


作者です。

勢いで書き殴りました。

反省はしていません。

だって、サクラって、私だし…ね?

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