↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

32/76

黒き聖女と聖なる光 2


 二人で元気よくダンジョンに突入。

リリアと頑張ろうと思ったが二階層はそれなりにきつかった。

少しは強くなったかと思たが、モンスターの種類が増え、強さも増している。


「アクト様! 後ろからもモンスターが!」

「わかった! こっちは俺が! 後ろは任せるぞ!」

「はいっ! 任せてください!」


 一本道で挟み撃ち。

何気に俺たちは苦戦中。


「やぁぁぁぁ!」


 リリアもラビットとラットからの攻撃をうまく避け、至近距離から急所を狙い、一刺しで勝負を決めている。

俺も負けじとナイフを振り回し、モンスターを退ける。


「ふぅー、数が多いな」

「でもまだ何とかなりそうですね」


 徐々にモンスターの数が減っていく。何とかなりそうだ。


「――けてー! 誰か、助けて!」


 ダンジョンの奥の方から声が聞こえた。

その声は徐々に近づいてきており、次第に声の主が視界に入ってきた。


「そ、そこの方! お願い、助けて!」


 現れたのは俺と同じくらいの年の女の子。

どうやら一人で逃げてきたような感じだ。


 その子の後ろにはラットの大群が迫ってきている。

この数、まずくないか?


「大丈夫か!」

「はぁはぁはぁ、お願い、助けて……」


 走り疲れたのか彼女は倒れこんでしまい、目を閉じてしまった。

ここで迎え撃つしかないのか?


 倒れてしまった彼女を抱きかかえ、少しだけ移動させる。

切れかかった服に、傷だらけの体。一人で戦っていたのか?


「アクト様! 来ます!」

「わかった! リリア、行くぞ!」

「はいっ!」


 彼女を後方に寝かせ、俺とリリアは奮闘する。

数が多いが場所を選べば一気に襲われることはない。

そして、急所を突けば何とか一撃で倒すことができる。


 どのくらい時間が経過しただろうか。

だんだんと疲れが見え始め、今まで受けなかった攻撃を受けてしまう。


「うぐぅっ!」

「アクト様! このぉー!」


 リリアに助けられてしまった。


「助かった、リリアは大丈夫か?」

「大丈夫ですよ。また、来ます……」


 俺とリリアは奮闘する。

一撃で倒せていたラットも次第に倒せなくなってきた。

もう少し、もう少しで全滅させられる……。


「お、終わった……」

「終わりました!」


 何とか無事にすべてのラットを倒すことに成功。

途中やばかった時もあったけど、何とかなった。


「リリア、一度戻ろう。このままだと、体力が……」

「はい、私も同じことを考えていました」


 しかし、さっき逃げてきた彼女の目が覚めない。

何度か体をゆすったが結局起きなかったので、お姫様抱っこでダンジョンから脱出する。


 白いローブに金色の髪。

整た顔立ちは、どこか不思議な感じがする。


 そして、胸には何かのペンダント。

この形、どこかで見たことのあるような……。


 ダンジョンから出て、その足でギルドに立ち寄る。

まだ起きない少女。ギルドの一部屋を借り、寝かせてもらうことにした。


「少しけがをしていますが、大丈夫ですよ」

「そうですか、良かったです」

「全く、いきなり二人で二階層に行くなんて。しかもこの魔石の数、大丈夫だったの?」

「ははは、まぁギリギリでしたかね」

「ダンジョンはモンスターの数も増えていくし、強さも増していくのよ?」


 なんだかフィーネさんに心配かけてしまったようだ。

しかし、一階層とは違い、戦うことさえできれば効率はよさそうだ。


「――って、聞いていますか?」

「聞いています。しっかりと聞いていますよ」

「なので、メンバーを増やしたり、魔法を覚えたりしないと二人では限界がすぐに来ますよ?」


 確かに。

浅い階層であれば大丈夫だと思うけど、もっと深い階層を目指すなら俺達が強くなるか、メンバーを増やしていくしかない。

新しいメンバーか……。

セーラは戦闘向きじゃないし、シャーリも無理だしな。


 メンバー募集か、どこかのパーティーに入れてもらうか。

先の事を考えるなら、もう少ししっかりと考えないとな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【連載中】刀と銃と女子高生 ~鬼と戦う私は怖いですか? 普通に恋しちゃいけませんか?~(仮)(仮)

勝手にランキング参加中 応援する場合は → こちらをクリック♪

ツギクル様 ランキング参加中 →ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。