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午前三時少し前、いったん公民館に集合した。


最初の長老の案では長老と真中さんの二人で行くことになっていたのだが、「俺も」「私も」と言うことで、人数が増えていた。


長老に真中さん。


飯田さんに池下さんに私。


友田さんは家から見るそうだ。


「それじゃあ行きますか」


真中さんが公民館を出ると、みんなぞろぞろと後について行った。



自動販売機の前にはいつものように女がいた。


真中さんが近づき、言った。


「おい」


それまで誰が話しかけても反応しなかった女が、振り返った。


女の顔を見た私は、思わずその場で腰を抜かしそうになった。


女の顔は、その全体がずず黒くただれていた。


鼻はもはやなくなり、口の位置さえわかりづらいほどに。


しかし目だけは、異様に大きな瞳だけは、はっきりと見えた。


ケロイド。


そう、女はその顔全てが酷いやけどで覆われていたのだ。


真中さんが女にさらに近づいて、言った。


「やはりここにいたのか、おまえは。もういいよ。もういいんだよ。帰るべきところへ帰りなさい」


それを聞いた女が笑ったように、見えた。

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