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女なんてできりゃいい!

6話位まで連投します!

初めて付き合った彼女


まだ名前も覚えている


俺がまだ18歳の時友達の紹介で入ったバイト先の3歳上の人


山本 裕美


笑顔の眩しいちょっと色黒の活発的な人だった


一目惚れ!!


猛アタック!!


相手にされなくても


猛アタック!!


秀人頑張った


高校3年間の辛い片思い


そんな片思いからも卒業したくて頑張った


そんな頑張りをみてか周りの助けもあり


何とか付き合う事ができた


相手も気になってはいたが高校卒業したてとの事でどうしようか迷っていたみたいだ


ちな、俺その時専門学校生ね!


幸せだった


ちょーが付くほど浮かれてた


彼女は就活しながらバイトしてたんだけど


その就活が上手く行ってから、全てが崩れた


そりゃ音がするかってくらいにゴロゴロと




いつもの時間に


プルプルプルと家電が鳴る


彼女からだ、他の家族に出られないように素早く受話器を取る


「もしもし、中村です」


「あっひで?裕美です」


心なしか声が暗い、危険察知レーダー発動中!


「うん、なんかあったのか?」

「元気無さそうだな」


まずは様子見だ!


「うんん、大丈夫だよ」

「それよりひでに、大事な話があるの、今時間大丈夫?」


きたーーーーーーーーーーーーーーーーっ!


何となく仕事で忙しいと言って最近疎遠だっただけに危険察知レーダーが真っ赤に光っている


震えそうな声を何とか我慢して


「どうした?話って?」


何とか切り出す


「ごめん別れよ...」


えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?えっ?


ちょっとは予想していたがダイレクトアタックされるとリアクションが取れない


落ち着け俺!


手の平に人の文字を書いてのみ込め!


「別れよって、好きな人でも出来たの?」


「うん、もうつき合ってる、ごめん」


はいっ?


何言ってやがるんですかこの人


二股か!


二股なのか!


遊びだったのねこんちくしょう!!


まだまだ恋愛不足な俺はめいいっぱい恰好付けた


「そっか、裕美の幸せが俺の幸せだから...」

「その人と幸せになれよ!」

「未練がましくなるから、もう切るね」


「...」

「ほんとにごめんなさい」

「ありがとう」


「うん、俺もありがとう」

「じゃあ」


ガチャ彼女の返答も待たずに受話器を置く


正直泣いた!


なりふり構わず泣いた!


そんな数日を過ごした後何かがはちきれた


女なんてどうせ裏切るもん


信じて頑張ってもホイホイ心変わりするもん


そしてバイトも学校も辞めた


俺は就職したアパレル業界へ、女遊びする為に!!


どうせ裏切られるならできりゃいいかと間違った考えとともに俺の社会人生活が始まった!


今更だが、俺にも問題はあったのだろうが、初彼女って事でこの時は、なーんも考えなかった


ただ、別れ際俺恰好いい事言ったなくらいしか



夜はやっぱり眠い!

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