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閑話【とある騎士の報告書】

書いちゃった・・・

めちゃくちゃ短いです。1時間ぐらいで書いたので

 



 ・報告書


 当主様宛て


 ◯月X日


 本日、我ら護衛部隊は盗賊による襲撃を受けました。


 〈戦果〉

 我が部隊に損害は無し。

 盗賊の指揮官並びに複数人の捕縛に成功。

 その他、盗賊の殲滅を確認。


 ですが、盗賊の数は我ら護衛部隊をかなり上回っており、本来ならばこの様な戦果は得られませんでした。


 我ら護衛部隊全員の生還と護衛対象護送の完遂は不思議な矢による寄与が大きいものである事をご報告致します。

 また、この矢を【神の矢】と呼称させて頂きます。


 この【神の矢】は、我ら護衛部隊が盗賊と交戦中、突如として森の奥地より飛来しました。



【神の矢】は2(ふたや)が飛来し


 第1射にて

 瞬く間に盗賊のみ一部を残して掃討


 第2射にて

 指揮官と複数人の盗賊のみを拘束



 という、我々も驚愕する戦果を残しました。


 何よりも、この【神の矢】は我々騎士の体をすり抜けたのです。


 挙句の果てに第2射では

 拘束魔法と拷問用と思われる魔法付きという常識を逸脱したモノでありました。


 また、これらの拘束魔法に用いられた魔力は驚く事に、昨日(さくじつ)の森にて観測された大規模な魔力と一致している可能性が高く、あの森の奥地にて我々の想像を超える何かが居ると思われます。


 更に、この拘束魔法は我らの魔法とは違うものであり、術式の解析は不可能という事も挙げられます。


 魔力に関しては、領地に残っていた魔道士からの情報であります。



 そして、盗賊の拷問の結果

 以下の点が判明しました。


 ・盗賊団は先の戦闘にて全滅。


 ・我々を襲ったのは偶々あの場を通ったのが我々であった事。


 ・この盗賊団は最近出没し問題となっていた盗賊団であった事。


 ・この付近には、別の盗賊団は存在しない事。



 これらは全て事実である可能性が非常に高いものであります。


 理由と致しましては


 ・尋問の際に盗賊が嘘を吐くと、盗賊自身が激痛でのたうちまわる事。


 ・また、その痛みは精神も肉体にも一切後遺症などの影響が無い事。


 ・事実を言えば先の痛みを緩和される事。



 が、挙げられます。


 これらは、私も立ち会いの下での尋問でありました。

 盗賊の様子からも演技とは、到底思えない地獄を見た様な顔をしており、激痛でのたうちまわった後、人が変わった様に話し始めました。


 尋問官からも嘘では無いと確認を取りました。



 以上をご報告とさせて頂きます。



 尋問に関しては別途、報告書を書き上げる事と致します。



 追記:意見具申

 あの森の奥地への調査隊の派遣を具申致します。

 ワイバーン部隊を用いての調査が妥当かと思われます。

 陸路で奥地へ行く為には、大規模部隊を編成する必要がありますが、空路であれば少数かつ高速で調査範囲も広がる為であります。

 また、急激に魔力反応が小さくなった原因の調査も必要かと思われます。



 臨時護衛部隊 隊長兼リンドブルム騎士団団長

 リチャード・エルメス




しれっと判明した有能な騎士とこの領地の名前・・・・


脱字を確認した為に修正しました。(2017/10/2 17時22分)


コメントにて御指摘頂きました読点に関する修正と微量の加筆修正を行いました。(2017/12/9 13:15)

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