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第1話

第一章


「次は〜渋谷〜渋谷〜

お出口は右側で〜す」

なれた感じの車掌の声が車内に響いた。

車内は芋を洗っているような状況だ。

ぎゅうぎゅうづめで体中痛い。

そうこうしてるうちに電車が止まった。

「渋谷〜渋谷〜

ご乗車ありがとうございます」

ドアが開いた瞬間、たくさんの人が外に出た。

そして我先にと階段に突撃している。

そんな人たちを避け端によってしばらく待っているとだんだん人が減ってきた。

このタイミングで行くと階段は、スムーズに登れた。

中央改札を抜け

右に曲がって、まっすぐ進む。

スクランブル交差点を渡り、少しいくと大きなビルが見えてくる。

「よし。ここだ。」

株式会社ddd。ここが新しい職場だ。

今日から、新しい会社での新しい生活が始まる。

期待に胸を膨らませ俺は正面玄関をくぐった。

事前、に送られてきた認証パスで、入り口から社内に入る。

入ると、広いロビーにでた。

俺は、そこで社内案内板を見た。

経理部があるのは5階。

そこまでは、エレベーターで直通で行けるらしい。

「よし!」

俺は、エレベーターに向けて歩を進めた。

エレベーターに乗り5階まで行く。

エレベーターを降り、左に曲がると経理部があった。

俺は深呼吸をし、経理部の扉をくぐった。

そこには、面接の時にあった部長の豪田さんがいた。

「株式会社ddd経理部へようこそ。

歓迎するよ、金崎君。」

「よろしくお願いします。」

「では朝の打ち合わせまでちょっと待ってくれ。」

「はい。」

朝の打ち合わせまで俺は豪田さんと話していた。

「今日から、働いてもらおうと思っているが大丈夫かな。」

「もちろん。大丈夫です。」

「よし。わかった。では朝の打ち合わせを始めるぞ。」

9時になるとみんなが一斉に部長のまわりに集まってくる。

「今日から新しく経理部に入った、金崎真吾くんだ。

前は、ツー芝電気にいたらしい。では金崎くん一言お願いできるかな」

「は・・はい。

はじめまして。金崎真吾です。いろいろとよろしくお願いします」

と、言い俺はペコリと頭を下げた。

パチパチパチパチ。

と、まばらな拍手が起こる。

「では、金崎君はそこの席ね。

今日から早速仕事にかかってもらおう。

分からないことは、何でも聞いてくれ。」

「はい。」

こうして俺は、dddの社員になった。

だが、その時俺はこの会社についてまだ何も知らなかった。




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