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諦念の非常階段

 3階非常階段では神崎詩織が3人の男子生徒に追い詰められていた。


 階段の手すりに背中をつけ、身に迫る恐怖に震えている。


「へっ、へっ、へっ…… やっと大人しくなったなぁ」


 首をくいっと傾け、薄気味悪く笑う剛史。


「兄者のおこぼれをワシが先にいただくぜえぇぇ」


「おこぼれを戴くのはワシが先だぁぁ」


 剛史の仲間が言い争い始める。


 声は男子生徒のものだが会話の内容をは中学生のものではなかった。


「貴様らはやく女を取り押さえろ!」


 赤い目を光らせる剛史が指示をすると、


「へい!」と、返事をして剛史と同じ赤い目をした2人が詩織を押さえつけようと手を伸ばす。


「ひぃぃぃぃぃ……」


 声にならない悲鳴を上げ、詩織は手すりをよじ登る。


 ここは地上9メートルの高さの非常階段。落ちればケガだけでは済まないだろう。


 下は固い地面なので命を落とすには十分な高さである。 


「こら女! そんなところにいないでこちらに来い!」


「ワシらと遊ぼうや。ほれ、こっちへ来い!」


 男2人の手が伸びた。


――翔太助けて――


 詩織は心の中で叫ぶが、いつも助けてくれる翔太の姿はない。


 生きるのを諦めたように、詩織は空中に身を投げた――


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