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ゆるやかな愛を育んでいきました。
『
そんなこんなで月日は過ぎ、白雪の10歳の誕生日。
白雪に婚約者ができました。
隣国の第3王子です。
「こんにちは、白雪姫。この度、貴女の婚約者となりました、蓮と申します。」
蓮は第3王子故に、王太子が即位した後には公爵となる事が決まっていましたが外交、商売の面において非常に優秀で近辺の国からも注目されているような人でした。
当然、白雪も悪く思うことなどなく、ゆるやかな愛を育んでいきました。
隣国の王族もいい人ばかりで、白雪を本当の家族のように可愛がりました。
』
「いいなぁ…わたしもそんなひととけっこんしたいなぁ」
「ふふっ…それじゃあその結婚式にはおばあさんも呼んでおくれよ?」