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Once Upon a Time  作者: うる
3/13

白雪姫は考えました。その小さな頭で考えました。




たくさんの愛に包まれて、白雪姫がどんどん成長し、4歳の誕生日を迎えた1月後、






…お妃さまが病に倒れました。






健常な人なら低くても完治の可能性もある病でしたが、お妃さまは体が強くなく、


余命は半年もない


と診断されました。




白雪姫のいる王国には、王女が5歳になると婚約者との顔合わせと、婚約パーティーを行う風習がありました。


白雪のことが大好きなお妃さまは、どうしてもそのパーティーにだけは絶対に出たいと考えます。


しかし、お妃さまの体では余命を延ばすことも難しかったのです。


白雪姫は考えました。その小さな頭で考えました。


絵本に出てきた魔女さんならきっとお母様の病を治せる。と


白雪姫はこっそりお城を抜け出し、魔女さんがいると言われる森へと向かいました。


白雪姫はまだ4歳。森の道は辛く何度も転びました。ですが、お母様はもっと辛いはずだ。と、涙をこらえ、前へ前へと進んで行きました。


すると、目の前に大きなお屋敷が現れました。魔女の屋敷です。


白雪姫は屋敷に駆け寄り、ドアを開けます。


「だれかいませんか?まじょさんをしりませんか?」


返事がありません。

白雪姫は、今度こそ泣きたくなってきました。


「なんだい?こんな時間に。おや、お姫さまじゃないか…どうしたんだい?」


「お母様のおびょうきをなおしてほしいの。まじょさんはなおせますか?」


魔女さんは考えます。


「治せるかはわからないが、とりあえず城に行ってみよう。なんとかなるかもしれない。」




「お話に出てる魔女さんはもしかして魔女さん?」


「さあ、どうだろうねぇ。」






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