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神様の屋敷はシステムハウス(謎)


相変わらず思いつき発想なり


駄文申し訳ありません




 「何で神の屋敷に家電製品置いてあるんだよ」


そう、なんとこの白狐屋敷には電気が通っているのだ


テレビ、掃除機、冷蔵庫に始まり挙句の果てにはIHシステムキッチンやら太陽光発電補助システムま


で完備ときた


本当に神が住んでいる屋敷なのか?・・・と思うだろ?


流石に太陽光だけではオール電化の一軒家全てを賄える程の出力は得れない


なので、足りない分の電力を雷狐の家から引っ張っているらしい


何だこの人力ならぬ神力発電、考えたら雨の日とかに雷狐が風邪こじらせたら停電じゃねーか


 「はぁ・・・謎すぎる・・・」


 「梓灯さ~んリモコン取ってください~」


クーラー全開の部屋でイスに座ってテレビを見ている白狐の神様


俺の中から神様のイメージが完全にログアウトしましたのさ


食料とかは伊羅が変化して買いに行くらしい


元が人の形してるのに変化する必要はあるのか?


まあ考えても見てくれ、日本人じゃ珍しい銀髪の幼女がスーパーに居るんだぜ?


・・・目立つわなそりゃ


買い物ついでに俺の私物は伊羅に持って来てもらった


鍵と地図にマーキングして渡してたらなんと数分で帰ってきやがった


つーか、神様に物取ってきてもらう俺もどうなのよ?


 「突っ込みどころ満載ですねぇ・・・いやマジで」


 「なに独り言ブツブツいってるんですか?」


おぅ、そして神出鬼没な伊羅


ちなみに俺は今パソコンでインターネットしてる訳なんだが、やはりニュースに俺の行方不明記事が出ていた


 「”二十歳行かない少年、神社で消息を絶つ。XX神社で神隠しか!?”」


実名公開はされても問題はない。恐らくすぐにそのほとぼりも冷める


問題なのはーーーー


 「仕事どーしよーかねぇ・・・」


つうか、この神社の稼ぎ分がお供えのお金だけってのがヤバイな


二人に聞くと最近は食費で精一杯らしい


食えなくなったら・・・ま、その先はいわずもがな


神だって生きてるんだ


 「とりあえず俺の稼ぎ貯金があるからそれ崩すとして、問題は俺が帰った後、沙羅達が食っていけるかどうか・・・」


パソコンを閉じて背もたれに縋る


ギシっと木製のチェアが軋む音と背中の骨達がボキボキと音を立てる


 「ん~~っ・・・さて、どうしたもんかな」


まあ、なすがままに、流されるままに生きる


それが俺の座右の銘だ


 「梓灯さ~んちょっと手伝ってくださ~い」


 「ほーい、今行く」


そんな気楽な感じに、俺は神様との同居生活を始めた





・・・ちなみに電気のブレーカーなんだが、これも雷狐の根気に頼ってるらしい


つまり、停電という事は雷狐ダウンという事である・・・いいのかそれで





 「見回り?」


 「はい、境内と参拝道の見回りです」


何でも俺を呼んだ理由は神社の見回りに付いてきてくれとの事だった


・・・一体何の為にやるんだよ?


 「・・・いくら参拝客が少ないからってその顔はひどいです」


 「すまん、でも真面目に何でするんだ?」


前にも言ったが、この神社には参拝客と呼ばれる者は殆ど来ない


来るのは命知らずな冒険者や、俺みたいな子供みたいな奴くらいだ


・・・アレ?俺ガキみたいに思われてねコレ?


 「ええっと・・・梓灯さんのせいなんですよ?」


 「はぁ?俺のせいって・・・何かしたか?」


 「私達白狐一族の隠匿結界を無視してここに辿り着いたでしょう?」


沙羅が俺に懇切丁寧に説明してくれた


何でも白狐一族はある秘密を守る守護者であり続ける為に、人に見つからないように結界を張っているらしい


その結果は人を寄せ付けない対人用結界・・・もちろん人に対して直接的害はない


それは一族がこの森に居を構えてから一度も破られていない結界なんだと


・・・スキマでもあったんじゃね?


 「つまり、その結界が無くなっていないかどうかを確認しに行くって事か」


 「そうですね。梓灯さん、来た道分かりますか?」


 「・・・わからん」


気がついたらここに辿りついていたって訳だからな


つーか、道が分かってるなら一人で帰ってるって


と、言うわけで沙羅と結界見回りに出かけた




 「で、何で手を繋ぐ必要があるんだ?」


 「私達が使う道は人間には見えないんです。だから迷わないように・・・です・・・嫌ですか?」


おい、だから上目遣いはやめれ


つーか・・・手を引かれるってのはなんか気恥ずかしいな


・・・まあ他の人間に見られるような所じゃねぇけど


 「そんな事はないが・・・見えない道ねぇ」


この・・・何か石畳のような物がそれか?


なんか、足元は普通の土みたいなんだが・・・苔か?


 「つーかこの悪路をお前は下駄で行くのか?」


 「ええ、慣れてますから」


すげぇ・・・俺なんてスポーツシューズだが凄まじく歩きづらいのに


 「で、結界ってのはどこにあるんだ?」


 「今、ちょうど目の前に」


沙羅が目の前を指さして言う


するとうっすらと、煙のような曇りのようなものが前方に広がっていたのがわかった


 「これが結界か・・・ちなみに入ると普通はどうなるんだ?」


 「人が入ると、まず迷いますね。そして歩き続けるとまた元の場所に戻ります」


ふむ・・・別に障壁って言うよりは霧隠れって感じか


 「でも俺は辿り着いた・・・何でたどり着けたんだ?俺」


 「わかりません・・・私が知ってる梓灯さんは普通の人ですし・・・」


 「そうだな。俺も知ってる限り自分は普通の人間だと思うぞ?」


別にこれといった能力も何も持ってないしな


と、言う感じで巡回を続けていく


 「それにしても、また梓灯さんと会えるとは思っていませんでした」


 「俺もだよ。ほぼ諦めてたからな・・・予想外だった」


 「・・・どうしてこの神社に?」


 「昔の友人・・・お前に会いに来たんだが本殿に居なくてな。休みもらったから神社探検に行った。


  途中からあまり覚えてねーんだ、すまん」


 「ふふっ・・・相変わらず子供みたいですね」


おぅ、そのやさしい微笑みが昔より眩しいぜ


 「相変わらずって何だよ。まあ子供心はいつでも忘れてないが」


 「変わらないですね・・・うわっ!?」


 「どうした?」


 「・・・足を挫きましたぁ~」


 「お前も相変わらずだな」


ぼーっと気が抜けてしまうのは


熱中すると足元が見えなくなる性格だもんなぁ・・・沙羅


 「歩けるか?」

 

 「・・・痛いです・・・」


 「ハァ・・・ほら、戻るから手を貸せ」


 「あ、ありがとうございます」


それから沙羅を背負って屋敷まで戻った




 「おーい伊羅、こいつの手当て頼む」


 「はっ、はいっ!!お姉ちゃん待ってて!!」


大急ぎで、尻尾を揺らしながら伊羅は屋敷の奥に引っ込んだ


 「よし、沙羅、降ろすぞ」


 「・・・・・・すぅ・・・」


ね、寝息?寝てんのかこいつ


これじゃ降ろせねー・・・伊羅が来るまで待機だな


 「変わんねーなぁ・・・」


あれから何年経っただろうか・・・あの夏から







 設定おかしいとこあるかもしれませんがよろしくお願いします

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