一章で登場した人物・用語紹介
『捜索譚』と題して殆ど捜索らしい捜索してないよね、第一章。
本編ではっちゃけられない分ここではっちゃけていっちゃいましょー
一章における登場した人物紹介・・・
ーメイン層ー
シンシア・・・
主人公。プロローグ回で未登場だったりするけど主人公。記憶喪失。
八話目でリルに推測で12~3歳とか言われているけど14歳。
三話目もパン屋さんにお使いを褒められる年齢に見られているけど14歳。
つまりシアは※※※この発言は削除されました※※※
九話目で『渡り歩く災厄』と称される魔物に憑かれていたことが発覚。
十一話で300年も昔の人間だった事が発覚。
十二話で初恋も済ませてある事が発覚。
観察眼が鋭く利にもさといようで、記憶喪失にもかかわらず交渉事には強い。
一章では終盤まで彼女の名を呼ぶ人が居なかった為、読者になかなか名前が定着しなかった事が悩み。
リル・・・
一章における語り手その2。語り手なのに喋らない。コレ如何に。
プロローグ回で文章中に一度も名前が出なかった唯一の一章メイン子。
四話目にてシアをして『小さな子供のよう』と言わしめるロリ子さん。今回はお色気も担当もした。
彼女の名誉の為に注釈付けると外見年齢は10歳以上には見える、はず。
五話目にて『呪言』というどこぞの迷宮で見掛けたような魔法を使う事が発覚。
ベルクを相手に肉体的、精神的に共にいたぶり罵倒するのが趣味。
毒舌。きっと彼女の描く文字はスラングだらけ。
一章では中盤以降彼女が出ずっぱりだった為、名前すら定着しないシアの主人公の座を奪える体制にあった。
サヤ・・・
一章において一番出番少なくて影が薄かったかもしれないメイン子。
危うくシアに『ペテン師』の烙印を押されてしまう所だった。セーフ。
一章では明言されていないが見た目年齢はリルと同程度。ロリ率高いなメイン層。
十話目にて、シアから『サヤとリルは禁断の愛?』疑惑を受けている事には気付いていない。
シアの前ではリルの発言を翻訳する=リルの描くスラングを理解して口語訳している。
さらにゲームだとか賭けだとかギャンブラー疑惑。危険だ。しかも心理戦で揺さぶりを掛けてくる。
鉄壁の微笑みポーカーフェイスが最大の武器。
一応礼儀正しいが、腰には異国の剣が待機している。やはり危険だ。
一章ではプロローグ話の一話目以降、ほぼ終盤にちょろっと出ただけだった為、『この子誰?』の憂き目に。
ベルク・・・
一章における、というかメインキャラではほぼ唯一の男。
しかしハーレムかというと甚だ疑問が残る。リルからの虐待はとある業界ではご褒美らしいが彼にその気は無い。哀れ。
冷静に考えると見た目10歳程度の女の子二人を屋敷に囲っている男というわけで、客観的に見ると変態。
九話にてシアの倍くらいの年齢というのが明かされたが、実際28歳。
つまり十一話では道端で自分の半分の年齢の女の子を口説いていた(=ナンパ?)事になる。非常に危険だ。
一応、シアの中でのロリ疑惑はなりを潜めているがいつまたボロを出すか見ものである。
十話目にて、現在『ミア・フォルト』という名を彼が名乗っていて、その彼が八代目というのも発覚。
十一話のシアとのやり取り他で、鋭い人は教会の秘匿事項の謎に気付いていそうだが他の人に教えてはいけない。
それはネタバレである。
一章では最初と最後にちょろっと出てきただけだった割に、サヤより存在感が出た。やはりロリ疑惑強し。哀れ。
ー超えられない壁ー
パン屋のおじさん・・・
名称不明、三話目にて登場。
シアに新セロ硬貨(ジャリス硬貨)と旧セロ硬貨(エフィトス硬貨)の違いを教えた。
神様を信じている。彼の言う神様とはどちらの神様なのか?
わかっても他の人に教えてはいけない。
それは多分皆わかっているから恥をかくだけである。
シアに旧硬貨を貰ったお礼に、大量の惣菜パンと帽子をシアに渡す。
シアはこの帽子をえらく気に入り、いつもかぶっている。描くとき面倒くさそうだ。
カエルのおじさん・・・
名称不明、三話目にて登場。
シアから旧セロ硬貨を安値で巻き上げようとするが失敗する。
カエルのような顔をしている。おそらくジブリ映画から出張してきた誰かだ。
自分の名前すら満足に書けない小娘に商談で負けた事からも、彼の質屋が早晩潰れる事は容易に想像つく。哀れ。
彼に商才のお墨付きを貰っても本気にしてはいけない。
間違っても、彼に弟子入りなどしてはいけない。自分の商才と人生を溝に捨てるようなものである。
※しかし、シアの知らない所でその後旧セロ硬貨の転売に成功している。
ミアキャベルでシアの道案内をしたおばあさん・・・
名称不明、四話目にて登場。
観光地化されたミアの生家に入るには銅貨を一枚料金箱に入れなければならない事を教えてくれた。
四話目にてシアは渋々銅貨を払ったが、五話目にてリルは問答無用で無視した。
各々の性格と倫理観の違いを象徴するようなエピソードである。
ハリウス・・・
六話目以降登場
銅貨一枚でリルからシアへの会話の翻訳を頼まれ、快く承諾したのが運の尽き。
汽車に乗る事を嫌がるシアに振り回される間に日に3本しかない汽車のうち1本に乗り遅れるという事態に巻き込まれる。
その後、銅貨もう一枚でシアから汽車について質問攻めにされるが全てにまともな返答を返している。
彼になら『空はなんで青いの?』と聞いても答えられる事だろう。
学者。薄幸。リルは彼の前ではスラングを使わずに丁寧語を描いていたようである。
リルは駅のホームにて主に薄幸そうな雰囲気でハリウスを『先代』と重ねて選んだ。つまりリルは先代の事が※※※この発言は削除されました※※※
ーおよそ300年の壁ー
シンシア…
この物語にオファーされて主人公に抜擢される事を知らなかった頃のシンシア。女の子。14歳。
テーリスの事が気になっていた。でもそれ以上にミアの方が好きだった。
子供の恋愛なんてしょせんそんなものである。
もしくはシンシアはミア相手に※※※この発言は削除されました※※※
ある日、『ウォーカー』にとりつかれてしまった事で彼女達の運命は大きく変わる事になる。
ミア・・・
シンシアと家の近かった、シンシアの幼馴染。女の子。14歳。
物心ついた頃から魔法の才能があり、文字の読み書きも勉強して、教会に在籍しつつも独学で魔法を磨いていた。
友達と過ごす時間が、幼い頃から多忙だった彼女の憩いの時間だった。皆にやさしい女の子。人気があった。
美しい色合いの金髪だが、かなりのクセッ毛で、それが彼女のコンプレックスだった。
誰よりも早くシンシアがテーリスを好きな事に気付き、密かに応援していた。
テーリス・・・
シンシアの3つ年上。仲間達のリーダー格。男の子。17歳。
一番の年長者なので、時々少し大人ぶる事がある。
文字の読み書きが出来て、よく本を読む為時々他の子供達に知識をひけらかしていた。
シアにはそれがかっこよく映ったらしい。
つまりシアは年上が※※※この発言は削除されました※※※
時々工場で働いていた。
オーシェ
シンシアの1つ年上。いつもテーリスと張り合っていた。男の子。15歳。
いつもテーリスと張り合う理由は、時々大人ぶって仲間たちの関心を集めるテーリスが気に入らなかった事と、シンシアの気を引きたかったから。
つまりオーシェは※※※この発言は削除されました※※※
あまり頭は良くなく、シンシアと一緒にテーリスから文字を習っても、殆ど身につかなかった(シアもどっこいどっこいな気がするが)。
テーリスが工場に出入りするようになって暫くしてから、彼も時々工場で働くようになった。
ロセシー
シンシアの2つ年下。仲間達では一番年下だった。女の子。12歳。
一番下の子の宿命か何なのか、少々我侭。シンシアは彼女を相手にお姉さんぶるのが楽しくて仕方なかった。
しかし我侭で、シンシアを含め人の言う事を聞かない。本人の憧れていたカーラの言う事くらいしか聞かない。
ちょっと可愛げの無い性格をしているが、可愛い顔立ちをしていていて、仲間たちの中では一番裕福な家の子だった。
シフェ
シンシアと同じ年。仲間達ではかなり影が薄い存在だった。女の子。14歳。
初めてかくれんぼをした結果、あまりにも巧妙に隠れてしまい誰も見つける事が出来ず、誰も(ミアすらも)シフェが見付かっていない事に気付かず、親にすら帰ってこない事件に気付かれず(誰かの家の厄介になっていると思ったらしい)一晩中隠れて過ごしたトラウマがある。
その為、かくれんぼをする時はすぐに見付かるように適度に隠れるようになった結果、毎回一番に見付かるようになってしまった。哀れ。
ベルクの口ぶりから察するに、ミアは最後まで彼女のハイドスキルの高さには気付ず終いだったらしい。哀れ。
フィロリー
シンシアの一つ年上。太っていた。男の子。15歳。
足が遅い。鬼ごっこでは格好の標的。鬼ごっこではフィロリーに次いでシンシアがすぐに捕まるが、その理由は
ミア……普段大人しくて、優くしてくれる彼女を追い回すのは何か可哀想
ロセシー……一番年下の女の子を追い回すのは何か可哀想
シフェ……何故か見付からない
テーリス&オーシェ&カーラ……単純に足が速くて捕まえられない
という消去法によるもの。シンシアは負けん気が強く、安心して鬼を任せられるので都合が良かったのもある。
カーラ
シンシアの二つ年上。美人で勉強以外何でも出来たので、町の人に人気だった。女の子。16歳。
魔法こそ使えないが、ミアと同じく教会に在籍していた。
オーシェが溜まり場にお酒を持ち込んだ時は、彼女がほぼ全部を飲みきった。うわばみ。
ちなみにその時、後が怖いのでシフェは逃亡し、当事のフィロリーは食べ物は固形物にしか興味が無かった。
皆が制止する中で肝心のカーラがロセシーに勧めてしまった為、ロセシーはあの年で酒の味を覚える事になる。将来が哀れ。
作中で周知の事実として扱われている話や用語など・・・
セルリア公国・・・
他国ではメジャーなエフィトスの教えを認めず、新教のジャリスを信仰する国家。公国だが教会の力が強い。
魔法については他国より秀でているものがあるが、その分他国と比べ銃器等の機械技術は少々発達が遅れている。
領土拡大を狙っての戦争が辺境では絶えないが、昔から戦争にはさほど強くない。
が、そこそこの強国ではあり小国とも言えない。そこそこ豊か。
魔封石・・・
魔力を蓄える性質を持つ宝石の結晶。
用途は様々であり、高価。
シンシアは『ガラス』と称していたが、実際に透明感のある石。
魔具・・・
魔法を封じた道具。純粋に魔封石に魔法を封じ、『発動のキーワード』で放つ消耗品が一般的。
魔法を術式として封じ、魔力を込める事で魔法に変換する半永久機関化された物はとても高価。
前者はランニングコストで、後者は初期費用でどちらにせよ高価な事には代わり無いので、普通は上流階級の人間にしか扱われる事は無い。
伝説に名を残すような超一流の魔具の武器は、『神殺し』=(神格化された精霊、悪霊ですらも殺せてしまう武器)と呼ばれる事もある。
世界樹・・・
神話の時代から存在する、魔力を発する木。
その発生には多数な条件が必要なようで、人の手により苗木や接ぎ木に成功した事例は無い。
光を放つその木の枝一つ一つ、葉一つ一つに大量の魔力を蓄えており、魔法の触媒として高価で取引される。
が、世界樹は傷つけると一時的に休眠状態に陥ってしまい、復活するまでの間隔は数十年、下手をすると数百年という長さで魔力を失う事になる。よって、世界樹の葉が触媒として市場に流通する事はほぼ無い、と言って良い。
セルリア公国においては、特別な許可を得た教会の関係者以外は世界樹に手を触れる事すら違法。葉を採取するなど以ての外。
ミア・フォルト・・・
セルリア公国では、『世界一有名な魔法使い』とされている。
それには少々の語弊があり、彼女より有名な魔法使いは歴史上に多数存在する。
正確に言うならば『現在生きている魔法使いの中で』という前口上が付く。
教会の資料によると300年以上昔から教会に在籍するとされ、時代によって姿・形をも変えて人々の前に現れ奇跡を起こすという謎の存在。
肖像画では血のように真っ赤な瞳に、赤い髪の毛をした長身の女性。
シーラ・ル・レッド・・・
『血塗れシーラ』と呼ばれるセルリア公国における歴史的大事件の元凶。たった一人の魔物憑きの魔法使いの女性『シーラ』が首都近郊の街を幾つも壊滅させ、セルリア公国全土を揺るがした200年前の大惨事。歴史上の扱いは『内乱』。
当事、ほぼ無名だった『ミア・フォルト』という教会在籍者の女性の英雄と呼ぶべき戦果のお陰で、事態を収束するに至る。
その後、『ミア・フォルト』は100年以上昔から教会に在籍していた事が発覚した事等から『ミア・フォルト』は不老不死の人間として伝えられる事になる。『ミア・フォルト』が歴史に名を残した最初の事件とも言える。
サディリス・ル・ウォーカー・・・
『渡り歩く災厄』と呼ばれる種類の魔物。文字通り人から人へ渡り歩き、宿主の人間を殺しても別の人間に乗り移って暴れまわる怨霊の類の魔物、悪魔。『ウォーカー』とも総称される。物理的な手段では殆ど対抗出来ず、ある意味では人という種族の天敵とも言える存在。
個別名『サディリス』は教会においても秘匿事項。シンシアの現在の境遇と関係している。
ー貨幣価値についてー
およそ硬貨20枚で銅貨1枚。
およそ銅貨10枚で銀貨1枚。
およそ銀貨10枚で金貨1枚。
田舎なら硬貨2枚で簡素で大きなパンを買えたりするが、シア曰く『子供のお小遣い』
硬貨1枚の価値はこちらで言うおよそ50~70円程度と思われる。
硬貨1枚50円で換算すると、
硬貨1枚で50円。
銅貨1枚で千円。
銀貨1枚で1万円。
金貨1枚で10万円となる。
つまり首都のメルラから辺境のミアキャベルまで、汽車で大人料金を支払うと片道9万6千円ェ……
東京⇒名古の366キロを新幹線で移動するのと同じくらい?
鈍行なら北海道⇒鹿児島の2670キロを行って帰って行ってが出来ます。つまり北海道⇒鹿児島⇒北海道⇒鹿児島が出来ます。
これを高いと見るか安いと見るかは人によるだろうけど、まず間違いなく中流階級以上の乗り物です、汽車。
ちなみにシアを12~3歳だと思い込んでいたリルが、シアが銀貨3枚以上持っていた事について『この年齢の子が持つには少々大きすぎる額』と言ってるが、実際そんな年の子が3万以上持ってたら大きな額。14歳に持たせるにしても大きな額。