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第3話

俺は人間と話した。


「山菜がたくさんある着いて来て」


壺の横に置いてある竹でできた背負かごを背負い、男を連れて山小屋の裏の森に一緒に入っていった。


森の中に入ると目を凝らして山菜を見分けた。

小さな竹のような見た目の植物、イタドリ、これには傷の止血や痛みを和らげる効果がある。イタドリを男に渡して、よく覚えるといいと言った。


ふきのとう、タラの芽、わらびなどの山菜も男に覚えるように言った。


俺はこの生き物と早く別れたかったし、相手も早く帰りたいだろう。本当なら滝で見た時、関わらない方が良かった。だが、男を助けた時、女の足元に崖にヒビが入るのが見えて咄嗟に女も助けてしまった。大きな波ができた時、岩が何個か滝に落ちて来た。二人には俺の姿した見えなかったと思う。


山菜を集めたら山小屋に戻った。

すぐに女の傷に薬草をつけた、つけ終わって二人を帰らそうとした時、女の腹から音が鳴った。

(こい)(つら)もお腹は鳴るんだなとわかった。外を見ると木の影が昼だとわかった。


男も山菜を取るのを手伝ってくれたこともあるので、狩った猪と山菜を出すことにした。


二人に山菜と猪の鍋を作って出した。


作っている途中、(これ)(こい)(つら)は食べられるのかと思った。今まで人間を見たことがないから猪の肉が食べられるか山菜が食べられるかが心配になった。横目で男を見ると面白そうに鍋の中を見ていた。試しに男に味見をさせてみると渋い顔をして咽せた。


(やっぱり食べられないのか)


俺がそう思っていると男が俺に言った。


「臭い」


臭いとはどう言うことかと思った。

生肉なんかは臭いものではないはずだと、後からわかったのだが生肉は人間からしたら臭っぽい感じがするのだという、臭くなくとも嗅ぎ続けると気持ち悪くなるものだとわかった。


俺は前に山で取れたニンニクを入れてみた。生で食べた時かなり匂いが強かったので匂い消しにいいと思い鍋に入れてみた。
















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