希求
次元を超えてほしいのだ。SKÅL.そしておやすみ。
わたしの眠るところは地球ではない
地球に寝かせて
そしてあの宇宙のなかに居させてほしい。
ああ、人間が忘れてるせいだ。
あの宇宙が存在する。自分が存在する。
他はわからないけど、自分はいる。
宇宙がある。
自分がいることは自分でしか本当はわからない。
あれも同じ。無から生まれたバグなのだ。
無がないことから生まれたバグなのだ。
天井のむこうがわ、自分と同じものが見える。
ああ私よ!あれこそが私なのだ!
gala。あのGala。
母よありがとう、エイメン。
私の生まれてきた意味はそれだ。
それは自分より遥かに大きく、遥かに小さい。
スタンドの光を灯す。
幾千の宇宙で、これは何事かと光を崇め、
神を崇める声がした。
「な エイメンといひそ。」
机を叩く。
幾千の宇宙で、大勢のものが潰れ、「いのち」が奪われた。それは残酷だった。
「あないみじ。」
そんな自分も、宇宙を構成する粒子のひとつであり、また集合だ。
「つぶつぶつをマクロすしゅーっマクロ、カチッ
ミクロ、地球。」
「y=x^4を微分するとy=4x。
...でも同次元の中では係数しか見えない。この世界は高次元なのか。本当の強さとはなんだ。
何なんだ。」
こう書いているのも全て物理現象。
脳内の原子を構成する宇宙。
その集合の、原子のなかの人々の、
あの時の分岐の向こうの平行世界の。
行いを支配する物理現象の、結果。集積。
だから関係ない。
だから。でも。
「無がないことが存在しない世界」
ああ、地球に眠らせたまへよ。
「...ああ、この世界は何を構成する粒子なのだ?
やはり「次元の高い」世界の、この宇宙というクオークと同等のものの集積の水素と、
同様な酸素からできた水分子の
集合である水の一杯が、
グラスに入っているのだ、きっと。
この世では約180gの。あちらでも10molの。
あなたも同じ重さを感じるのか?
光る器から飲み干せよ、ビバンダム!
宇宙の質量分、次元の上がったこの 水を肚に落とし込め!
そして咽せ、吐き出せ。豪快にだ。
私をしてその星をうるおわしめん。
...次元に抗えるかは。」
水を一杯飲んで寝よう。
「この世界の高次元に乾杯!ヤーイ、低次元な宇宙のものどもめ!...これはまた、失礼いたしました。」
喉につっかえて吐き出した。
地球はうるおわなかった。あないみじ。
あの世の水の、甘きことを希う。
拙作をお読みいただきまして、誠にありがとうございます。短文で構いませんので、コメント、評価等を頂けますと幸いです。




