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白い自転車の君

作者: つむぐいと

午前0時真夜中に始まる恋物語


いつもすれ違う白い自転車の君


少し横をむいた君をみながら


自転車ですれちがう僕も少し照れくさい


話しもしたことが無い君になぜか

照れる僕がいる




制服で近くの女子高だと知った


僕は自転車で駅にそして電車に乗る



初めてすれ違ったのはもう1年前になる



あの頃は


言葉をかけるでもなく


笑顔をみせる事もなく


すれ違う



君の風になびく髪のほのかな香りが残り


1年が過ぎた


何人もすれ違うが一番輝いている



明日は思いっ切って挨拶してみよう



すれ違いざまに


小さな声で

おはよう



君は不思議そうな顔をして少しだけ

振り向いた



少し気づいてくれたらいいけど



明日も


少し元気に

おはよう



今日は振り向かずにうつむいた


うつむいた君の顔はわからないけど


聞こえたんだろうね


怒っている、笑っている


それとも変な奴




明日も


もっと元気に

おはよう



ちょっと笑ったんじゃないか


いや、そのままか


ぜったい聞こえているはず



来る日も来る日も


おはよう



たまにすれ違わなかった日は


休みなのかなとからだを心配する




今日はすれ違う


おはよう


彼女は小さく


おはよう



僕は聞こえましたよ

自転車乗りながら喜びの声が出た



彼女はくすくす笑っていた




しばらく


おはよう


おはよう



挨拶の繰り返し



それ以上は望まない僕、望めない僕



恥ずかしさが先にくる

照れくさい



髪を少し切ったのかと思ったので


思い切って



おはよう、髪カットしたの



してません


しまった・・けど会話した?のかな



君の背中は笑ってた気がする



何気ないすれ違いが何かを期待する



だんだんすれ違う自転車のスピードが

遅くなっていった



自転車漕ぐのを止めて


惰性ですれ違い



少しでもスローモーションを期待する





だいぶん向こうから君はこっちを見ている


僕もそれに合わして見ている



目と目を合わせて



言葉はなくてもなんとなくのキョリが

近くなっている



思いきる、勇気をだす、男をみせる



いやまだ無理だよね



白い自転車の長い髪の君



いつも僕とすれ違う



たった数秒のときめきが毎日の

楽しみだよね



明日は君にいうね



僕の学校は休みだけど君に会いにいく



途中から自転車を押し君を待つ


君が向こうからきて途中から降りて

押しながら歩いてくる



今日はすれ違わず止まって話しする



おはよう

わたし今日は学校は休みです


僕もです



初めてちゃんと話しするのかな


いつも見てるけどそうだね


僕は… …

     です

君は



わたしは… …

      




笑顔がすてきな君


いつもすれ違う白い自転車の君


今はさらさら髪のほのかな香りが

ずっと僕を包みこむ





つむぐいと

では詩をメインに投稿してます

たまに休みます、ごめんなさい

★もし気に入っていただけたり、次作が気になる!

と思って頂けましたら

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