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拗れ美幼女の異世界冒険譚  作者: にんに伯
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異世界に行くための準備2

投稿2話目


「可愛いでしょ〜!! 自信作なんだぁ!! 可愛いを凝縮したこの姿!!最高だよねぇ!!」


後方には満面の笑顔で可愛いを言い続けている、クレアティオ。確かに可愛いと思うよ。クレアティオに似た銀の毛先に行くにつれ黒くグラデーションになっているクセなんて知らないようなさらさらの髪の毛。影を作るほどの長さと量の銀色の睫毛。ちょんと顔の中央に乗っている形の整った鼻。小ぶりのプクッとしたさくらんぼ色の可愛らしい唇。可愛くないわけがない。目は閉じているが目を開けたとしても可愛いの間違いなしでしょ。ただ、、、、、

真っ白い肌に薄くピンクいぷくぷくのホッペ。そう、  ぷくぷく


「幼女じゃねぇ〜かっ!!!」


そう!! どう見ても幼女!!

ほっぺはぷくぷく。お腹は幼児特有のポンポコリン。かわいいよ。かわいいけど、、、、、

私の脳にはこの世界の神様はロリコンということがしっかりインプットされた。


「えっっっ!!何その目!! なんでそんなに変質者を見るような目で見るの?!」

「‥‥‥‥。」

「えっっっっ!!なんで??何か反応してよ。!!怖いんだけど??」

「‥‥‥ ロリコンやろう。」

「ッ!! 違うよ!! 違うからね!!」

「何が違う。どう見てもロリコンだろが。」


どっからどう見てもロリコンだろうが。確かに全世界共通で子供は可愛いと思うが。嬉々として幼児に入れはないよ。


「淡々と話すのやめて!! 怖いから!! てか口悪いよッ!!」

「インティウムの神はロリコン。」

「やめて!! 違うからぁ〜〜〜」







とりあえず落ち着いて話すことにした私たちはソファに座っている。


「‥‥‥、 ねぇ、、、、」

「‥‥‥‥。」

「‥‥‥、 何でそんなに離れて座るの??」


そう。あんまり近くに座りたくない私は一人掛けのソファに座っているクレアティオから少しでも離れるために二人掛けのソファの1番端っこに座っている。


「近く。やだ。不潔。」

「なんで片言!!  だから誤解なんだってぇ!!」

「誤解だと!!どこがだ!!」

「ホントはこんなに口の悪い子だったんだね。僕 びっくりだよ。」

「神がロリコンの方が衝撃的だけどな!!」

「違う!!違いますぅ!! とにかく話を聞いて!!」

「正当な理由じゃなかったら殴る。」

「殴るの!!君、女の子なんだから!! やめて!!とりあえずその手は下ろしといて!!話ます!!話ますからっ!!!」


握り拳を作り上げていた手を下ろしてやる。拳は作ったままだがなっ!!とりあえず理由は聞く。

早く喋れや!!と目線だけで指示を送る。


「扱いひどいよぉ。。僕、神様なのに。。。」

「ロリコン神、早く説明!!」

「はいっっ!!」


涙目のクレアティオ。でも泣かれても睨むのをやめない私。酷くなんてない!!

自分の趣味を押し付けようとしてたんだから!!


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