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閑話 彼女が行った後
彼女が消えた場所を見つめる。本当は手の届くところにいて欲しい可愛い可愛い我が娘。
「伝えなくてよろしかったんですか?」
後ろを振り向くと私の子供でもありインティウムの神仲間でもある4人の神が。
「今はまだいい。あの娘には笑っていてほしい。」
「そうですが。。」
私に話しかけてくるこの世界で唯一の女神の眉が下がる。
それ以外の神も難しい顔をしているが。
「何、時がきたら必ず伝えるさ。それまではな‥‥。」
不甲斐ない私のせいで辛い思いをさせてきた。もう少し早く。
「わかりました。我々にとってもあの子は大事な子です。笑っていてほしい」
「あぁ。‥‥‥彼奴は?」
「まだだ。」
「僕の力を使って探してはいるんだけどね。」
「隠蔽に関しては我以上だな。」
「そうか。‥‥‥ 引き続き頼む。」
「「「「はい(あぁ)。‼︎」」」」
もう2度と繰り返さない。あの娘を必ず守る。可愛い可愛い我が娘。
願わくば、、、、
「「「「「 !!!!! 」」」」」
この気配!!
「やられたっっっっ!!」