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デザーテック

 デザーテック。その応用変形……水素、アンモニア、マグネシウムを用いるエネルギー貯蔵。


 デザーテックという考え方がある。

 単純に、サハラ砂漠で太陽電池や風力で発電して、その電気をヨーロッパに送る。

 サハラ砂漠は広い。日光もたくさん注いでいる。


 問題は送電ロスが大きいこと、あと治安だろう。特にアラブの春で北アフリカはぐちゃぐちゃになった。

 まだ、超電導送電は発達していない技術の一つだ。

 まだ、液体窒素温度で、十分実用的な超電導素材は見当たらない……リニア新幹線も液体ヘリウム。SSCで問題になったというのにまだ解決されていない。



 送電のロスが大きく危険地帯を通る。なら送電しなければいい。

 電気の缶詰を現地で作って送ればいい。

 電気の缶詰なら、アルミニウムがちょうど電気の缶詰と言われる。電気分解精錬でものすごい電力を食うからだ。

 同じように、マグネシウムもある。

 海水からいくらでもとれる。工業材料としてはアルミほどではないが、燃焼させるとすごい熱を出すので高密度のエネルギーの塊となる。電池やガソリンなどと違い扱いも容易だ。


 ほかにも電気の缶詰として、水素やアンモニアも考えられる。

 水素は逃げやすいが、新しい時代の中心エネルギーとする人も多くいる。特に燃料電池が普及したら。

 アンモニアも同じようにエネルギーになるし、化学工業の核心でもある。


 また、電力だけがけた外れに豊富なへき地は、チタンなどの電解精製もできる。


 あまりにも治安が悪すぎるのか……でもそれなら、ヨーロッパに近い洋上でもいい。


 というか治安が良く大消費地に近い砂漠なら、アメリカや中国の国内に膨大にあるはずだ。


 これらが動かないのは根本的には、ロシアが膨大な原油と天然ガスを供給したこと、またアメリカで岩を砕いてガスや原油を取る方法が発達してしまったことがあるだろう。中米やアフリカの原油資源も。

 だが、温暖化がなくても資源は有限だ。

 石油という色々使えるものを燃やしてしまうのはもったいないのではないか?……宇宙に行ければ木星の大衛星などにいくらでもあるにせよ。

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