屍蝋洞~式神小次郎 第二帖
羽根の芯を折るような乾いた音を立て
靴底で細い石筍が折れていく
(闇……再び来たれり……か……)
電灯に照らし出されたモノを見つめ、
無意識につぶやく吉村の頬に一筋冷たい汗が流れた
工事現場に突如開いた縦穴内で
三名の作業員が行方不明になる事件が発生
次々と失踪する捜索者
わらべ歌に隠された秘密
事件の謎を追う司馬刑事の眼前に
「語ってはならぬ鬼」はその異様な姿を現した
怪奇譚「式神小次郎」続編
靴底で細い石筍が折れていく
(闇……再び来たれり……か……)
電灯に照らし出されたモノを見つめ、
無意識につぶやく吉村の頬に一筋冷たい汗が流れた
工事現場に突如開いた縦穴内で
三名の作業員が行方不明になる事件が発生
次々と失踪する捜索者
わらべ歌に隠された秘密
事件の謎を追う司馬刑事の眼前に
「語ってはならぬ鬼」はその異様な姿を現した
怪奇譚「式神小次郎」続編