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静寂

掲載日:2019/09/23

とてもじゃないけど、特に意味はありません。

意味はないけど、言葉を流しています。

流れる中で、流木があるといいなぁ。

空間をポカンと眺める空のかお。

突然、無意味な言葉を吐き出して。

風の音が空腹を埋めてくれるのだ。

探し出すのは、ただならぬ、横顔。

無意味な程に、言葉が埋め尽くされる。

白い壁に穴が開いた。

そこには、色のついた配線がある。

私は青を選ぶことにしよう。

そして貴女は赤を選びました。

だからといって、深い意味は、ないんだ。

生きるって、意味のない、それを、考えてる。

それだけ、ただ、目の前の出来事。

意味を、わかろうと、するな。

何も考えずに、手を上げろ。

ただ、それだけだ。

特に何の感情もない。

白一面、静寂の世界。

五感を全て、切り落とした世界。

そこは、黒一面。

取り残された、白いシミをすくい取る。

透明な世界は、淡く染まる。

四角い箱には、綿を詰め込んだ。

ただ、ゆっくりと、眺めているだけだ。

少しずつ、動く、その綿を閉じ込めて。

時間は、私を過ぎ去っていく。

その間にも、空気が、私の中へと流れる。

流れては出て行く、流れては出て行く。

面白くない。

消えた、音と共に、コツコツと、靴音は響く。

群青とした中へ、発光した何かが、静かに動く。

今頃なんだけど、こんな言葉を読んでいいのかい?

特に意味のないけれど、それが僕。

あなたは、意味がお有りでしょうね。

探す必要があるのか、探さないでおくべきか。

進まないインストール。

何度やっても、何度やったものか。

どの誰かも、彼も、彼女も、あなたも君、そして僕。

対象となる者も、あなたは誰ですか?

私は酒を呑んで、階段から転げ落ちました。

あなた方は、何も知りませんでした。

それでもう、その話はお終いとなりました。

何度も何度も死んでいる。

何度も何度も生きている。

恐ろしいことに、私達は何度も何度も。

それ彼処に、人柱の渦に巻き込んでいます。

エイエイ、と言葉の息遣いが聞こえてきます。

そして、魚の群れが言霊となって現れようかと。

虹の端がみえました。

鏡の中に入れました。

そして、向こう側へと覗いてみました。

特に何もないのでした。

私は、何の掴み所がなく、何の特徴もありません。

何の変哲もない、「 」を手に抱えたまま。


挿絵(By みてみん)


静寂。

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