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我が欲望による正義の悪

作者: 彩生 静

その手は汚れきっている

身体には傷が幾つも蔓延り

その眼に美しいものなど映らぬ

欲を以て正義を成し

欲を以て悪を滅する


人を捨ててまで、何かを欲することの美しさ

救われようのない愚かさ

そう迄して、何かを成し遂げんとする破綻した正義


その薄汚い欲望こそ

誠の正義であることに相違ない

また、真の悪であることに相違ない

決して剣や銃は持たず

忌まわしい拳で

悪を討つ、悪を討つ


絶望も希望も既に虚しき空虚と化し

善悪の理性もない獣である。

故に、ただ目の前のものを悪と断定し

ただ欲する一心で、正義を装い、悪を討つのだ。

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― 新着の感想 ―
[一言]  表裏一体というやつですかね。
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