幻影水晶に封じられた伯爵令嬢ソフィア
わたくしは、シューフ伯爵家の長女ソフィアと申します。
わたくしには、3人の妹がいますのよ。
フラン王国の社交界では、シューフ伯爵家の美人4姉妹と呼ばれ、舞踏会ではわたくしたち姉妹は、何時も注目の的でしたのよ。
勿論、床上手で、若い殿方を夢中にさしたことも数知れず、わたくしが覚えているだけで、4姉妹の魅力に骨抜きに、なった殿方は3桁を超えていたと思いますわ。
姉妹の中でも長女のわたくしソフィアが、一番の床上手だと殿方の間で評判になったものですわ。
優雅な生活が変わりなく続く思っていましたが、女神の怒りにより、王都パリエが、地上より永遠に消え去り、王都の消滅による混乱と乗じた反乱軍に領地を追われ王国内を逃げ回る羽目になりましたのよ。
わたくし達姉妹は命からがら逃げだす事が出来たのですが、野蛮な反乱軍に捕まった貴族の奥方や令嬢達は、粗暴な反乱軍の兵士に辱めを受けた後、ギロチンで処刑されたと聞かされています。
フラン国内を野蛮な反乱軍の恐怖に脅えて逃げ回るわたくし達4姉妹を安全な場所に匿ってくれる方が現れましたのよ。
わたくし達4姉妹はその方のお住まいに匿って頂くことに、成りましたのよ。
その方のお住まいは、国内外の人々から愚者のダンジョンと呼ばれているとお聞きしましたわ。
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匿ってくれる方のお名前は忘れましたが、背が高く黒髪と浅黒い肌をした精悍な顔つきの若者で、ダンジョン内にお住いの個性的な姿をした達やメイド達や使用人方々には、大魔王とよばれていましたわ。
愚者のダンジョンに、匿われる日々が続いていましたが、その生活も終わる日が、近づいて来たようですわ。
大魔王いわく匿った代償を払ってもらう時が、来たので心の準備をするようにとわたくし達、姉妹に申し付けましたのよ。
わたくし4人を匿った報酬としてわたくし達を側室に、迎えたと言う事でしょうか。
わたくし達4人は床上手なのて夜の生活で骨抜きにして差し上げますわ。
末の妹から順番に頭に角があり背中に、コウモリの羽がある女中に、大魔王の寝所に連れていかれましたが、妹達は1人もわたくしの下には戻ってくることは無かったのですわ。
残ったわたくしが個性的な姿のメイドにつれ来られたのは、無数の柱が林立する大神殿と呼ばれるダンジョンの大空間でしたのよ。
わたくしの待つ大魔王の後ろには大きな水晶が並びその中に何かが封じられているのが見えます。
近づいてよく見ると、わたくしの妹達です。
妹達3人は首輪や腕輪等の装飾品以外は、何一つ身に着けぬ姿で、姉のわたくしでも見た事の無い幸せそうな笑みをうかべて水晶に封じられいますのよ。
わたくしが考えていたこととは、別の意味でわたくし姉妹の躰が大魔王への報酬ようだったようです。
大魔王の声が大空間に響きます。
「最後は貴方の番だ。身に着けている衣服を全て脱いでポーズとるのだ」
わたくしは、抵抗しましたが、体が意思に反して勝手に動き始め衣服を脱ぎ大魔王の望むポーズに。・・・
ダイヤモンドを散りばめたテアラと大粒のブルーダイヤの首輪以外は何も身に、纏っていないわたくしを眺めながら大魔王を右手をわたくしの前にね差し出して魔力をわたくしに注いでいきます。
暫くすると足元から結晶が成長して一糸纏わぬわたくしを封じていきます。
わたくしは生涯最高の笑みをうかべて水晶に封じられていったのです。
シューフ伯爵家美人4姉妹。
長女のソフィア
次女のカトリーヌ
三女のリリー
四女のセシールは、野蛮で粗暴な反乱軍の兵士に辱めを受けることも年老いてこともなく永遠に若くて美しいまま幻影水晶に、封じられることになりましたのよ。