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75 白き像

ご愛読ありがとうございます。


拙い文章ですが、面白いと思って頂けましたら“ブックマーク”や“いいね”、“感想”等にて応援頂けると幸いです。


これらの応援は執筆に際しての大変励みなりますので宜しくお願いします。

天然娘カルチナが撃ち放った必滅の一撃。

その残滓ざんしにより室内は、もうもうと立ち込める粉塵に包まれており、やや薄暗く視界は白く塗り潰されていた。

カテジナは、自身に冷静になるよう言い聞かせると室内の状況の確認に努めることを決断する。

視界はゼロに近いが探知反応により爆発時に室内に居た自身を除く五名の生存だけは確認できる。

たったそれだけの情報だが焦りは急速に小さくなり、心は一気に落ち着き取り戻す。

次いで行うべきは負傷の確認ではあったが、カテジナは声を上げかけるが思い止まった。

今は自身が爆発から身を守る為に展開した魔術障壁により自身を取り囲んでおり、この状態では障壁の内側から外には声が届かず逆もまた不可能であった。

そしてバースニップとクーヴァを護っているキャローナも同じく魔術障壁を展開している事は想像にがたくなかった。

だが、今の状況では魔術障壁を解除し声を出そうとすれば多量の粉塵を吸い込んでしまい、結果として声を上げることは叶わない事も容易に想像される。

この事からカテジナは未だに収まる気配を見せない粉塵の除去から取り掛かることを決断したのだった。


(星の数より多い数多あまたの粉塵たる微粒子を飛翔魔術で集める事は叶いませんわ。ですけど粉塵自体は元々フロレアール様が土魔術出した白い巨剣。それならば集約して土魔術で再結合することは可能な筈ですわ…。手順としては風魔術で室内の空気を室内中央に向かう様にゆっくりと対流させ、その中心で集約・再結合しますのよ…)


解決策を導き出したカテジナは自身の中に魔術イメージを構築しようとするが一抹の不安を彼女を襲う。

彼女は先の炎への対処により著しく魔力を消耗していた。

その上、魔術障壁の展開を維持た上での風魔術と土魔術の並行随時行使である。


(疲弊した今のわたくし果たして可能かしら…。いえ、わたくしがやるしかないのよ、カテジナ。キャローナは右手の治療すら終えていない状態でバースニップとクーヴァを護っている。カルチナは障壁無しであの爆発にさらされたとならば、使い物にる可能性は限りなく低いですわ。それに再度の天然さんスキルで事態が悪化する可能性の方が高そうですしね…)


カテジナは集中する。

この世界での魔術はより強固なイメージが重要だとフロレアールから地獄の様な…、否、正に地獄の特訓で教え、鍛えられて学び得たことを…。

そして疲弊した今の自分自身に必要不可欠もの…、れは先のカルチナが見せたヤル気スイッチの点火である。


(そうよ、カテジナ、わたくしはやれば出来る子なの。それに最近はフロレアール様からの風当たりも悲しいかな強くというよりも猛烈な強風となりましたし、頼り甲斐がいや信頼などの好感度が軒並み全面ストップ安に到達してまっている懸念を拭えない状況でしたが…、コレは名誉挽回の絶好の機会なのですわ!!姉君からの手紙も文字通り身をていしてわたくしが守り抜きました。加えてこの局面を乗り切り解決したとならば…わたくしに対する好感度は反転爆上がりの全面ストップ高のバブル到来ですのよぉぉぉ!!そ、そうなれば、フ、フ、フロレアール様との御寵愛で激しい目合わぐわいが毎晩…。パーリーナイツがフィーバーで連日開催の確変かくへん間違い無しですわぁぁぁぁ!!)


「デュフフ、デュフフフフ…」


ピンク色の欲望からる気スイッチを見事に入れる事に成功するカテジナ。

今の彼女には先まで感じていた消耗した状態での高難度魔術行使への不安は消え失せ、否、この時、この瞬間だけは女の辞書から不可能の文字が無くなったのである。

興奮から顔が紅潮し鼻息が荒くなったカテジナが叫ぶ。


「レッツ!!パーリィィィィィィ!!ですわぁぁぁぁぁぁ!!」


カテジナのぼんのうの叫びに呼応こおうして室内の空気が流れる始める。

それに併せて視界が徐々だがクリアに変化し始めたことから、差したる時を要さずに粉塵の除去に成功するのであった。



一方のキャローナ及びバースニップ、クーヴァの三名も幸いな事に無事であった。

バースニップとクーヴァを護るために魔術障壁を大きく展開する羽目になったキャローナは、障壁に加えて無事な左手で大盾を構える事で爆発の衝撃や破片の散弾から二人を守り抜いたのだった。

キャローナは二人の無事を最優先とのカテジナからの指示をまっとうしたのだった。

粉塵によって目視確認ができないことから探知の反応によって、カテジナが動き始めた事、フロレアールもゆったりとだが身を動かし始めたことを確認する。

残すカルチナは生きている事は確かなのだが横たったままで身動きすら取って居なかった。

愛しの彼女カルチナの安否が気掛かりではあったが、万が一の不測の事態にもフロレアールが居れば最終的には問題を残さず対処する筈と割り切り、今は自身が任された事に集中する。

初めに自身の状態を確認となるが、右腕の負傷は手首近くまでは再生しているといったところであり、痛みは薄まってはいるが再生途中の先端部は皮膚で覆われていない為、断続的に痛みを訴えてくる。


「お二人ともご無事ですか?」

「キャローナ殿、助かった。お陰様で怪我も負わずに済んだ」

「わたくし(わたくし)めも問題ありません」

「それは何よりです。さて、簡単に状況を説明しますが、カルチナの放った一撃の余波でご覧の通り視界不良。私の魔術障壁で御二方ごと包んで護っておりますので粉塵の害は有りませんので安心ください」

「あの爆発の中を無事に乗り切れたのは障壁のお陰なのですね。そして粉塵も遮られているという訳ですか…」

「ご明察です。それで状況としてはカテジナが粉塵への対処に動き始めてる様です。カルチナは生きてはいますが横たわったまま反応がありません。最後のフロレ様ですが、此方こちらは身動きしている事から目は覚めたと推察します」


キャローナからの説明に二人は驚愕する。


「君は、この視界無いの中でも対象者の状態が判るのか!?千里眼か…それとも探知系スキルか…。おっと済まない、余計な詮索だった。それにしてもフロレアール殿は巨剣あれの直撃を生身で受けて耐え抜いたというのも信じ難いが、結果として無事に意識を取り戻したのなら、これで一安心といえるかな」


バースニップはこれ以上の被害さわぎが起きないと考え安堵あんどする。

だが、キャローナは最悪の事態を想定していた。

それは想像しただけでジットリと全身から汗が吹き出だすのを感じもので、引きった顔でその内容さいあくを口にする。


「申し訳ないですが安心するのは未だ早いかと…。フロレ様の目は覚めた様ですが正気との保証はありません…。最悪の場合は混乱、もしくは攻撃に対する自衛行動から戦闘になる恐れを排除できません…」

「…アレ相手に君たちは何とかできるのか?」

「…どうにかなると思いますか?正直言って不可能です。私の右腕の有様をご覧いたいた様にステータスやスキルの性能差は圧倒的なのです。英雄譚で白き悪魔と対峙した赤騎士様は“どの様な高威力の攻撃も当たらなければどうということはない”と大層な事をおっしゃりましたが、最終的には成長した白き悪魔に一方的に蹂躙される最後を迎えました。もっとも私やカテジナではフロレ様の攻撃も魔術もかわす事も防ぐ事も叶いません。例えるならば普通の村人Aに棍棒渡してエンシェントドラゴンに立ち向かわせる様なもの…いえ、そちらの方が一矢報いる可能性が有るだけまだマシかも知れませんね…フロレ様と私共との戦力差は、そういったレベル差なのです。ほんと仲間なら頼もしい方ですが、いざ相対すると考えるとアレは本当に白い悪魔そのモノですね…。万が一の際には、私は御二方を抱えて窓から飛び出し可能な限りの逃走を試みますので覚悟下さい」

「えっ!?いや、無理ムリむりぃぃぃ!!此処ここって城郭の壁のより高い役場五階の最上階だよ!?そこの窓から飛び降りたら肉体関連ステータス値が平均より少し下で防御系スキルが皆無の俺じゃ間違い無く即死だよ!!例え奇跡が起きたとしても全身の骨が砕け、身体の中の大切な臓器ものが外に飛び出したり破裂して間違い無く虫の息だよ!!」

わたくしめも流石に無事では済みそうにありませんね…。主様、世の中諦めが肝心とも云いますから…」


色々と諦めようとするバースニップとクーヴァの二人にキャローナは冷めた眼差しを向ける。


「はぁ、情けない男たちですね。先程、カテジナが盾を空中に浮遊させたり、カルチナが巨剣を撃ち放ったのを見ましたよね?あれは飛翔魔術です。私もたがわず御二方を連れて魔術による飛翔が可能ですので空を飛ぶ事の覚悟だけしておいて下さい。加えるのなら後はチビらない様に耐えて尊厳を保つ事をお勧めします。…最後になりますが、この事は他言無用でお願いします」

「飛翔って魔術で空を飛ぶのか!?確かにスタンピードの一件でフロレアール殿が空から舞い降りたって話しは耳にしたが比喩じゃなくて事実だったてことか!?」


人が空を飛ぶとの発言に驚愕の声を上げるバースニップ。

それに対してカテジナが冷たく言い放つ。


「他言無用です。それとバースニップ様は、どの様な結末を迎えるにしても生き延びた際には、この騒動をどの様に説明いいわけして収めるのかを考えておいて下さい。それと一つ謝罪を、無駄話が長くなってしまった為、猶予時間は然程さほど無いようです申し訳ありません」


そう言ってキャローナは大盾を構え直すと最悪の事態に備えて最速の行動が取れる様に身構え、フロレアールのいる方向へ視線を移す。

バースニップとクーヴァがキャローナから放たれた最後の一言に反応し、辺りを見渡すと粉塵により白く遮られていた視界が徐々に晴れ始めていた。

二人はキャローナが見つめるその先に視線を移すと薄らとだが、しゃがみ込んでいる人影を捉えたのだった。



そして天然娘ことカルチナは、うつ伏せに床に横たわっており、その実、意識を失っていた。

それは、自ら撃ち放った全力全壊の一撃に集中し過ぎたことに起因する。

彼女は所謂いわゆるアスリートでいうゾーンの状態に入っていた。

認識加速を使っていたとはいえ、超高速で撃ち放った白き巨剣すらその軌跡をスローモーションの様に見て取れた程であった。

だが、彼女は近距離、まして密閉空間で巨剣が爆ぜる事に対する何ら備えもなく、当然ながら覚悟も考えも無い状態で、爆発により生じた衝撃波とれに続く破片の散弾に己の身を晒す事となり、その迫り来る恐怖を垣間見る事になったのだった。

彼女は見たのだ…。

自らが撃ち放った必滅の一撃たる白き巨剣がフロレアールの右方向から毛叱けしからん大きさの胸に突き刺さり、勢いそのままに部屋隅の壁へと彼女が貼り付けられる様を。

次の瞬間に巨剣が凄まじい爆発を起こし自らの刀身を砕き、その破片を室内へと撒き散らす様を。

そして自身に襲い来る衝撃波によりノーガードで後方へと吹き飛ばされたのである。

彼女の口から「ピギャーーー!!」との叫びが放たれるが、その叫びを耳にできたものは居なかった。

叫びを上げたまま後方の壁へと背中から激しく衝突する。

叫びによりその殆どが失われ僅かに残っていた肺の空気が衝突の衝撃で強制的に吐き出され完全に失われる。

例え不変性により身体を保護していても衝撃は体内を伝わり、恐怖によるパニックが正常な身体の動作を妨げる。

カルチナは背中を強打したことに加え次第に高まる部屋の内圧により肺を膨らませる事が叶わず、呼吸による肺への空気の取り込みが叶わない。

カルチナはその苦しさから走馬灯を観る。

れは昨晩に見た呼吸が出来ない者の末路、それはカテジナが水責めにより失神するまで、もがき苦しみ続ける姿であった。

その絶望からカルチナが導き出した答えは、れはいち早く苦しみから逃れる為に意識を手放すという哀しいものであった。

眼前に迫るくる破片の散弾、加えて未だ叶わぬ呼吸による窒息の苦しみ、その二つの恐怖に耐え兼ねたカルチナであったが、不意にフッと身体から力が抜け奇妙な温もりと開放感を感じるのに併せて意識を手放す事に成功したのだった。

意識を失ったカルチナを含めて室内を巨剣の破片からなる散弾が襲っていた。

爆発による衝撃波が部屋全体に広がりきり内圧が急激に高まる中、部屋の構造として最も脆弱ぜいじゃくな窓の留め具が、その圧力に耐えきれず破壊される。

次いで窓が僅かに開くと極限までに高まった圧が一気に外へと放たれ、れに併せて窓は吹き飛ばされるのであった。

だが、その事によって不幸中の幸いとして役所の建屋自体の損壊はまぬがれ、結果として建物が倒壊することも、役場内に居た人々が瓦礫に埋もれるといった事も生じずに済んだのであった。

これは使用されている建材と言うか建屋自体がフロレアール謹製であり、白き巨剣と同材質で建造されているためでもあった。

建屋は継手など無い一体形成、壁や床の方が巨剣よりも厚みを有していた事から辛うじて損壊を免れたといったところである。

この惨状を生み出した天然娘カルチナは粉塵が薄れつつある中、全てを忘れて幸せな夢を見ていた。

れは仲間たちからの賛辞であった。


フロレアールが頭を撫でながら感謝を述べる。


「カルチナ、ありがとう。本当に助かったわ。貴女あなたが仲間にいてくれて心の底から良かったと思うわ」


カテジナが正面から両肩に手を置き賞賛を送る。


「カルチナ、良くやりましたわ。貴女あなたの活躍でフロレアール様が目を覚ましましたわ。本当によ素晴らしい一撃でしたわ」


キャローナが後ろから抱き着きながら耳元で呟く。


「本当に凄かったよ。流石は私のお嫁さんってところかな。それとも私がお嫁さん?かな。これからもカルチナの凄い所を私に沢山たくさん見せてよね」


気を失い、うつ伏せた状態のままでカルチナはニヤケ面を浮かべて小さく呟く。


「えへへ、黒百合様も金百合様もそんなに褒めて貰う程のことでもないですよ~。これからは私に色々と頼ってくれていいのですよ。それからキャロちゃん凄いところって何時?どこで?見せればいいのかなぁ?うふふふふ…」


カテジナだけは一人夢を見続ける。

天然スキルによる自滅しっぱいも恐怖による失禁おもらし

も、その全ての何もかも忘れて…。



フロレアールは意識を取り戻していた。

だが頭が今までに感じた事がない程に重く、未だに霞が(かすみ)がかかったかの様に混濁していた。

フロレアールは目が覚めてからの事を順を追って一つ一つゆっくりと確かめる。

意識を取り戻した瞬間に目にしたもの…、それは既視感のある白く巨大な物体である。

その物体が自身の右胸元にぶち当たったおり、その衝撃で気が付いたと考えるのが正解なのだろう。

その物体は凄まじい速度で突き刺さったのか私はそのまま左後ろへと押し飛ばされ、左背面に強い衝撃を感じたのだった。

恐らくは壁か何かに勢いそのまま貼り付けられた次の瞬間に胸元突き刺さっ刺さる白い物体が突如として爆発した。

辺りが爆発の影響か白い煙に覆われ何も見えなくなっていたが徐々に煙も薄くなってゆく。

地面が床かに仰向けに転がったまま薄くなる煙を眺めていると、ふとある気が付く。

それは左手に“何か”を強く握りしめている事だった。

気怠けだるさからゴロンと頭を左へと傾け左腕を肘から先だけを持ち上げる。

そこに握られていたモノは中身が半分程詰まったままの赤と白で彩らたロンググローブだった。

れは自身が作り仲間のキャローナが身に着けていた物であった。

その事を理解した瞬間に全身にゾクッとした悪寒が駆け巡り、冷や水を浴びせられたがごとく、フロレアールの意識は一気に覚醒する。

フロレアールは咄嗟とっさに探知により周囲を探る。


(直ぐ近くに居る生存者は五人、立っているのは一名、倒れているのが一名、残りの三名は寄り集まって屈んでいる様だわ。他には少し離れた下の方から此処こちらに向かってくる一団ってとこかしら…)


そして広範囲の探知には、この場から逃げるように離れる者と逆に向かって来る者が見受けられる。

その反応は緑色が二割、灰色が四割程であり、その数の多さと色の比率からフロレアールは自身の現在地がチェーネの街である可能性に思い至る。


(ここはチェーネなの?確か…カテジナ達の修行を終えて街に向かったのは覚えているわ。でも、そこから先の事が思い出せないわ…。)


多少薄まった煙の状態から大きく息を吸い込み叫ぶことも可能と判断したフロレアールはヨロヨロと膝立ちへと体勢を移行すると仲間の安否を確認しようと声を上げる。


「キャローナ、無事なの!?カテジナ、カルチナ、いたら返事をして!!」


しかし、その叫びに対する応えは聞こえてこない。

それとは別に自分自身の叫び声が思いのほか小さく聴こえ、その声色にも違和感を覚えたことから、爆発の影響により一時的に聴覚がバカになっている可能性に思い当たる。


(爆発の影響で聴覚が約立たずみたい…。ダメよ、落ち着いて…。この状況におちいる直前については未だに思い出せていないのだから。視界が悪く周囲の状態も判らない…。今は迂闊うかつに魔術は使えないわよ。それでも煙は徐々に薄れてきてるから後少し経てば煙が晴れる筈よ。その頃になれば聴覚も少しは回復が見込めるわ。後は痛みは無いけど念の為、自分自身に完全再生魔術フルヒールを施して可能な限り事態への対処の準備を整えるのよ…)


こうしてフロレアールも事態を把握しきれない状況の中で可能な限り最善手を打とうとしていた。



意識を失っているカルチナを除いた面々が各々待ち構える中、徐々に薄まっていた粉塵が消え失せる。

そして全員の視線はしくも部屋の中央を介して己が居る部屋の反対側を向いていた。

そして粉塵が消え失せた瞬間に全員が目にしたもの、れは部屋の中央に鎮座する白い一対の像。

そこには爆発の影響で窓が引き飛んでしまった壁の開口部から射し込む光に照らされキラキラと輝いている。

それはフロレアールとカテジナが裸で激しく絡み合う艶かしい裸婦像であり、カテジナが魔術による粉塵の再結合の折に妄想していた彼女の脳内映像そのモノであった。

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