035 冒険者ランク
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盗賊や野党に関する情報確認を終えて、長年憧れていた盗賊狩りにも準絶滅種とはいえ目処が立った事でフロレアールは機嫌が良かった。
その後はイビルボアの討伐討伐報酬について確認する。
緊急討伐依頼はS~Cランクの4段階があるらしい。
Sランクは時価で固定報酬ではないとの事。
Aランクは金貨500枚でイビルボアが該当する。
Bランクは金貨100枚。
Cランクは金貨20枚。
ランクは基本的に対象となる魔獣やモンスターの強さで分けられており、群れて数が多いとランクが上がる事もあるらしい。
Sランクに関しては一括りにできる強さでは無いとの理由で最低金貨1000枚以上との事である。
またD以下が無いのは通常の討伐依頼となる為だそうだ。。
他には冒険者のランク、これは完全実力主義の名誉称号との事。
上からS~Fランクの7段階で、基本はFランクから始まるそうである。
高難度討伐の準強制参加、宿舎利用優先順位の低下などの理由から上位のランクを無理に得るメリットは無いとの事で、何らかしら目的を有してない限り無理に背伸びする人はいないそうだ。
一方の依頼となるクエストは上からS~Eランクの6段階となっている。
冒険者ランクによるクエスト受注のランク制限は設けられておらず、これは魔術を使える者が多いことと強力なスキルを保有する者が稀に居ることに起因する。
依頼クエストのD~Eランクは討伐又は所謂お使いクエストの2種、該当ランクのクエストを10回成功させると該当ランクの冒険者と認定され、失敗の際には成功回数が減ることになる。
依頼クエストのS~Cランクは大型の魔獣又はモンスター討伐のみ。
討伐成功時の生存人数で100を割った数が討伐ポイントとして加算、累積ポイントが100となると該当ランクの冒険者と認定される。
なお、失敗時のペナルティはギルドとしては設けていないそうである。
これは失敗時には大半の参加者が死亡することに加えて、ペナルティによる参加者減少を防ぐ為とのことであった。
故に参加者同士で契約を結び、免責や禁止事項を設けるのが常となっているとの事である。
そして問題となるのがフロレアールの冒険者ランクの取扱となる。
昨日の時点でライジンたちから討伐の簡易的な報告は済んでおり実質的にはフロレアールが単独撃破したことはギルドとしても把握押している。
加えてチェーネの住民達にも昨晩の祝宴の折に単独撃破の事は知れ渡っていた。
ギルドとしても事後とはいえ冒険者登録を済ませた有能な者に対しては、他地域のギルドとの情報共有の観点からも能力判断目安となる名誉称号な冒険者ランクは多少のルールに逸脱しても能力に見合ったものを与えておきたかったのである。
ギルドとしては討伐自体は終えているので報酬に関しては問題無いのだが、ライジンたち討伐隊に対するAランク討伐ポイントの扱いに苦慮している状態であり、当の本人たちが不在の為、一旦保留する運びとなった。
事務的な面での知りたい情報の確認を終えたフロレアールは予定していたイビルボアの討伐確認を行うことにする。
「それでは、一通り確認したかった情報は得られましたので、次いでイビルボアの討伐確認をお願いできますか?。かなりの大きさなので、それなりに広い場所で出来れば地肌が露出してる方がいいと思います。石畳などは破損の可能性もあるので避けた方がいいかと。」
ギルド側は概算数値での大きさは把握しているだろうが、実物を目の当たりにしていないと配慮して一言つけ加える。
「そうですね。それでは町の広場が適切と思われます。一時的な使用許可を取って参りますので暫くお待ちください。」
そう言ってハラグロことキャローナは席を立ち一度事務室に立ち寄った後ギルドをあとにする。
手持ち無沙汰になった私は酒場の一角で未だに百合百合しているカテジナとカルチナの元へと移動する。
「ザンネンさん、ポンコツさんの調子はどうなの?」
フロレアールはゴミを見る様な目付きでカテジナの胸に顔を寄せもたれかかっているカルチナたちの様を見ながら問いかける。
「フロレアール様。カルチナの体調には問題は無い様です。そして喜ばしい事に彼女も真の愛を理解するに至りました。」
「はい、金百合様のお陰で目が覚めました。これからは自分を偽らず本心を晒け出して生きていきます。その宜しければ、今晩にでも私を召し上がって下さい。」
頬を赤く染めて「キャッ、言っちゃった。」と頬に手を当てるポンコツを「よく頑張りましたね。」とザンネンが頭を撫でている。
どうやらポンコツさんはザンネン教の信者に堕ちたご様子で、本心どころが欲望が平然と口から放たれている。
「...、問題なさそうでよかったです。ですが、お誘いは謹んで辞退します。」
私はザンネン教では無いのでポンコツさんの誘いはお断りする。
「金百合様、黒百合様に拒絶されてしまいました。私はどうしたら良いのでしょうか...。」
そう言いながらポンコツさんはザンネンさんに抱きつき直して顔を胸に埋める。
あ、ポンコツさん狙ってやってるねコレは。
「カルチナ、己の都合だけを優先してはいけないの。ああは仰ったけど夜までに食指が動く事も起こりえますし、なんなら私で良ければ遠慮なく美味しく頂きますよ。」
「金百合様、嬉しいです。その、初めてなので優しくしてくださると嬉しいです。」
ザンネンさんとポンコツさんが今宵の逢い引きの約束を交わしたのを見届ける。
私は二人を放置することにして、無言でその場を後にしようと踵を返すと、お早いお帰りのキャローナさんが立っていたおり、その口からハラグロさんが這いずり出てくる。
「コッチが気遣って仕事を代わりに進めてる間に発情期迎えてるとかホント意味分かんない。マジ最悪なんですけど。」
私を含める3人に向けて、ゴミを見る様な目付きをしたキャローナはそう言い放つのであった。
物語の貨幣は白金貨、金貨、銀貨、銅貨の4種となります。
日本円換算は以下となります。
銅貨:100円
銀貨:1,000円
金貨:10,000円
白金貨:100,000円




