001 プロローグ
ご愛読ありがとうございます。
処女作の為、拙い文章で読み辛い点も多いと思いますが、お付き合い頂けると幸いです。
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この世界のヒューマンは15歳を迎えると居住地にある神殿や教会にて成人の儀を受けることとなる。
その際に神からの啓示として、自身が保有するステータスとスキルが示されているステータスプレートを賜わることで自身の能力を初めて知ることになる。
私の名前はフロレアール、種族はヒューマン、年齢は15歳、黒髪のボブヘアー、身長は女性の平均よりほんの少しだけ小さいけれど胸はメロンクラスまで育まれ、ウェストはクビレており、ハート状安産型な大きめなお尻、所謂トランジスターグラマーな美少女なのである。
自分自身を美少女と公言していると、頭お花畑と思われそうだけれども事実なのだから仕方がないのだよ、諸君。
そんな私は、つい先日に15歳の誕生日を迎え晴れて成人の儀を受けるに至ったのだが...。
そんな私は現在進行形で一人旅をしている。
それは私自身がとある理由から生まれ育った故郷を捨ててることを決意したからである。
一先ず成人を迎えたばかりの美少女が故郷を捨てるに至ったのか説明から始めましょうか。
私の生まれ育った故郷の村は人口が150人程のさほど大きくもない村、そんな村で私は生まれで生まれ育った。
そんな小さな村にも当然の様に教会があった。
それくらい、この世界では神様は認知され、深く信仰されている。
神様の名称はないのかって!?神様は唯一無二の存在であって他と区別すること自体が不敬とされているわよ。
仮に複数の神様が存在したのであれば、争いの火種とになり兼ねないと思うし、神様がその様な試練を課すとも思えないしね。
因みに神殿は人口が多い街や城下町にあるらしい。
らしいってのは私自身が生まれてから1度も村から出たことが無く、行商人などから聞いた話しだからですよ。
...、田舎者で悪かったわね。
さて、事の始まりは私ことフロレアールが成人の儀を受けたことが起点となる。
私は生まれ育った村ではフロレと親しみを込めて呼ばれおり、一部の人々からは聖女様とも称されていた。
その様に称していたのは、村の教会にいる神官や一部の村の人々だった。
彼らは、成人の儀を行う前から私が聖女であると信じており、微塵の疑いも抱いていなかったのである。
それには確証に近い実績、そうそれは私が神聖上級クラスの魔術を行使することが可能だったためである。
神聖魔術とは、神様へ祈りを捧げ奇跡を賜わる魔術。
教会の神官でも扱えるのは中級クラスまでが殆どであり、上級クラスの神聖魔術の行使は、聖女や聖人といった特定のユニークスキルを有してなければ扱うことが不可能とされている。
これは過去に存在した超越者たる賢者ですら上級クラスの神聖魔術は行使が不可能であったことからの推察であり、この世界の常識であった。
思い返せば皆は期待からか、私が成人の儀に挑む前前には多くの声掛けや声援を貰っていた。
このことからも私が聖女のユニークスキルを保有している事の確定に、とても大きな期待を寄せていたこと思うの。
皆、本当にゴメンなさい。