呼吸のしかた
一体何が正解で、何が間違いなのか
いくら他人の見解を並べたって答えはでない
年を取れば、賢くなって
自然と大人になると思っていた
大人になってガキの頃の方が
賢かったと愚痴をこぼしてる
いつしか、着膨れした心が
海に飲まれ、沈んでいく
泳ぎ方を忘れた魚は
陸を目指して干からびる
着飾った、言葉と服を脱ぎ捨てて、
裸になってゼロになって。
一度自分を失って、
初めて産声を上げた気がした
自分を見つけることに必死で、
他人の服を着て歩いてた。
忘れないで、
美しき過去も、薄汚れた未来も
真っ白なキャンパスに
自分という色を塗った絵なんだ